出版社内容情報
日本語史・資料日本語史・日本辞書事典などを著した編者が辞書をマクロとミクロの観点から研究してゆく。日本語学・日本文学・中国文学・歴史学・を学ぶ人必携の一冊。
内容説明
日本の辞書とその歴史を分かりやすく解説。簡潔な解説と豊富な図版を見開きで掲載。古代から現代までの主要50種の辞書を収録。
目次
第1部 日本辞書概説(辞書の定義と分類;日本における辞書の歴史)
第2部 主要辞書解説(新訳華厳経音義私記;新撰字鏡;本草和名;和名類聚抄;類聚名義抄 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山がち
1
最初の辞書の概説は正直物足りないものがあるが、現代の辞書までを含んでいるのはありがたかった。しかしながら、やはり中心部分の各辞書の解説はずっと良い。コンパクトにまとまっていて読みやすくたいへん良かった。どちらかというと、辞書の扱い方よりは辞書の概説が中心の印象を受けるが、それはそれで良かったと思う。概説同様、現代の辞書にも解説があるのがとにかくうれしい。辞書を引く際にはひとまずこの本と「古辞書を学ぶ人のために」の二冊の各辞書の解説に目を通してから使うのが一番であろう。これも手許に欲しい一冊と言ってもよい。2013/05/24
とりぞう
0
歴史的辞書を50冊ほど、写真入りで解説(見開き)。写真が参考になるしとても面白い。取り上げているのは「節用集」、「日葡辞書」、「和漢三才図会」、「英和対訳袖珍辞書」、「語彙」その他。2014/03/13