内容説明
日本語の条件表現を古代語(萬葉集)、中古語(古今集・土佐日記)、中世語(平家物語)、近世語(浮世床)から近現代の文学作品・日常会話に至るまで幅広く採集し、通時的な考察を行う。併せて中国語との比較から日本語の条件表現の特色を指摘した画期的論考。
目次
第1部 条件表現の歴史的変遷(条件表現の歴史的変遷;古代語の条件表現「未然形+バ」―『萬葉集』を資料として ほか)
第2部 現代語の条件表現「ト」「バ」「タラ」「ナラ」(現代語の条件表現「ト」「バ」「タラ」「ナラ」;自然談話の条件接続用法「ト」「バ」「タラ」「ナラ」―自然談話録音資料にもとづいて ほか)
第3部 現代語の条件表現「ト」(現代語の条件表現「ト」;継起の「ト」 ほか)
第4部 条件表現の日中対照(条件表現の日中対照;「ト」と“一”“就” ほか)
著者等紹介
中島悦子[ナカジマエツコ]
1990年日本女子大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期退学。1991年国士舘短期大学専任講師、助教授、教授を経て、2002年国士舘大学21世紀アジア学部教授。同学部教授および同大学大学院グローバルアジア研究科教授。専攻は日本語学、日本語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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