内容説明
“平安時代語としての源氏物語”“写本としての源氏物語”を新たな視点で精緻に読み解く尖鋭的論文10篇を収載。
目次
1 日本語研究における『源氏物語』(言語コミュニティと文体・スピーチスタイル;源氏物語のテンス・アスペクト;「連体なり」の性格―源氏物語の文章を通して;文構造―「連接構文」をめぐって)
2 『源氏物語』のことばと解釈(和歌は正しく解釈されているか;句読を切る。本文を改める。;蓬生巻の「めづらし人」―物語異文の形態学的研究)
3 『源氏物語』の表現と構造(源氏物語本文考―続編巻序について;表現の水脈と作品の構造;心内文の切り拓くもの)
著者等紹介
加藤昌嘉[カトウマサヨシ]
国文学研究資料館助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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