内容説明
祭りは日本人と共に存在し、日本文化の発生と展開の母胎としての役割を果たしてきた。そうした役割や意義は、現代においても変わりはない。社会的意味を考えると、むしろその役割の重要性は増大しているといえよう。本書では、こうした時代認識に立つ著者の祭りに対する考え方を披露した。
目次
年中行事のこころ(明けましておめでとう;寺の正月;なぜ雑煮を祝うのか;昔話と正月;年中行事と暦)
祭りのこころ(祭りの仕組み;四季の祭りの意味;祭りと人生―大和東山中の秋祭り;コトの文化)
著者等紹介
倉林正次[クラハヤシショウジ]
大正14年(1925)9月、埼玉県秩父郡皆野町野巻に生まれる。国学院大学国文科卒業。同大学文学部教授、国学院短期大学(北海道滝川市)学長、平成13年3月退職。14年4月勲三等瑞宝章受章。現在、儀礼文化学会理事長。文学博士
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