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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
20
チリの国民詩人でありノーベル文学賞受賞者、外交官、政治家でもあったパブロ・ネルーダの評伝。著者はネルーダの詩集の翻訳やアラゴン、エリュアールなどの評伝もものしている熱い血潮の詩人・大島博光だ。ふんだんに詩を引用しながら、基本的に年代順にネルーダの生涯における闘争ー狭義にはチリを搾取するアメリカ帝国主義、広義にはすべての弱い立場の人、貧しい人、虐げられ苦しむ人の敵であるものたちとのーが描かれる。ネルーダの詩は肉感的であり、豊穣で多様な美しいイメージをもつが、同時に敵を撃つ炎の矢であり、黄金の弾丸なのである。2020/11/22
Gladcolza Bambootail
0
血と土と樹と官能と祖国愛の香り高い詩人の生涯を文庫一冊でまとめた本。「マチュピチュの頂き」「百の愛のソネット」フルで読んでみたい。他の詩人の話も雑多に混ざってて興味深い一冊。詩は抜粋が多いので他のネルーダ詩集を傍らに併せ読みすると良いと思う。2014/10/24
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