出版社内容情報
年平均10%という経済成長なかで、大変貌を遂げた日本社会。第2巻では、1960年代半ばから70年代初頭を中心に、経済、地域、教育、家族、社会保障、冷戦下の東南アジアとのかかわりなどのテーマから、その歴史的特質に迫る。
内容説明
アメリカの覇権下、冷戦構造のなかで未曾有の経済成長を遂げた日本社会。1960年代半ばから70年代半ばまでを中心に、家族、社会、政治、経済、東南アジアとのかかわりなどのテーマから、その歴史的特質に迫る。
目次
第1章 高度成長の過熱と終焉
第2章 高度成長期の地方自治―開発主義型支配構造と対抗運動としての革新自治体
第3章 ニュータウンの成立と地域社会―多摩ニュータウンにおける「開発の受容」
第4章 教育の「能力主義」的再編をめぐる「受容」と「抵抗」
第5章 高度成長と家族―「近代家族」の成立と揺らぎ
第6章 一九六〇年代の児童手当構想と賃金・人口・ジェンダー政策
第7章 高度成長と東南アジア―「開発」という冷戦・「ベトナム戦争」という熱戦のなかで
著者等紹介
岡田知弘[オカダトモヒロ]
1954年生まれ。京都大学教授/経済学、地域経済論、地域形成史
進藤兵[シンドウヒョウ]
1964年生まれ。都留文科大学教授/政治学、国家論、都市政治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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