めぐりあうものたちの群像―戦後日本の米軍基地と音楽 1945‐1958

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めぐりあうものたちの群像―戦後日本の米軍基地と音楽 1945‐1958

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  • サイズ B6判/ページ数 606p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272520862
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0021

出版社内容情報

これまで見逃されてきた米軍将兵の滞日経験を、音楽に着目しながら独創的な視角と方法によって緻密に洗い出した画期的な戦後史研究。

【著者紹介】
1975年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了(文化人類学)。現在、一橋大学学生支援センター・キャリア支援室大学院部門特任講師。著書『音の力――ストリートをとりもどせ』(共著、インパクト出版会、2002年)。本書が初の単著となる。

内容説明

第35回サントリー学芸賞〈社会・風俗部門〉受賞!日本経済新聞(2013.5.12)ほか、各紙誌で絶賛!1945年8月28日、米陸軍第11空挺師団の先遣隊が神奈川県厚木飛行場に到着し、日本「本土」占領は始まった。以来、全国各地に米軍関係施設が置かれ、地上戦闘部隊が「本土」から撤退する1958年まで、数百万規模の将兵たちが来日することになる。著者はこれまで見過ごされてきた米軍将兵の滞日経験、とりわけ音楽におけるそれに注目し、精力的なインタビュー調査(日本の音楽・芸能関係者と米軍退役者、計150名以上)および文献調査(同時代の新聞、雑誌、写真、地図、回想録などの関係諸資料)をおこなった。当時の貴重な写真ほか100点を超える図版も収録。鶴見良行『ナマコの眼』、山口昌男「『敗者』三部作」の手法を継承し発展させた独自の「連鎖的記述」から浮かび上がる、無数の生きられた時間/瞬間。12年の歳月をかけて結実した画期的な戦後史/ポピュラー音楽研究にして、瞠目すべき記録文学の誕生。

目次

A篇(「リビエラ」、海上ビル;「ティーラザーキ」、富士屋ホテル;有楽ホテル、マックネア劇場;アコーディオン、「いく代」、落下傘降下訓練;真駒内でハワイアン、仙台でビール、福岡へ搬送 ほか)
B篇(「リビエラ」、東京放送会館;ジョニー・ベイカー、「東山ダンスホール」;マリアノ・マウラウィン、ステイトサイド劇場;ニック・ニシモトと共に;「美松」、「グランド京都」、「カラサワ」 ほか)
補録

著者等紹介

青木深[アオキシン]
1975年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。文化人類学、同時代史、ポピュラー音楽研究。現在、一橋大学学生支援センター特任講師、埼玉学園大学人間学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小野島 大

1
 戦後ポピュラー音楽史研究において画期的な書が登場した。敗戦後の日本に駐留した米軍将兵たちが余暇を過ごした基地内外の娯楽施設、クラブやキャバレーや劇場などで、主に日本人楽団によってジャズ、R&B、カントリー、ハワイアンなどの音楽が演奏されていた。それが日本に於けるポピュラー音楽文化の成立に大きな役割を果たしたことは言うまでもないが、本書は膨大な文献資料と実際の当事者たちへの執拗を極める取材によって、あくまでも個人としての経験や記憶を通して、(下に続く)2013/05/05

hiratax

0
。2段組600頁超の大著。占領下日本で、米軍兵士の慰問施設で流れていた音楽にの全体像を、見聞きしたものたちのインタビューと、資料を駆使して、うかびあがらせる。米兵の中に、黒人、白人、ヒスパニック、フィリピン、沖縄と無数のルーツがある。本書の構想は99年にはじまり、調査7年、執筆3年を有し、09年に博士論文となった。刊行は2013年。この間に亡くなった関係者も多い。証言ではなく資料を使うだけでも同じテーマには挑めただろうが、アツさは削がれてしまうのではないか。カルスタの呪縛も逃れている。2014/07/02

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