南京事件を考える

南京事件を考える

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784272520152
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0021

内容説明

「南京大虐殺はまぼろし」というインチキな「論証」が跡を絶たず、教科書検定でも重大な争点になるなど、南京事件は、今も現代史論争の焦点の一つとなっている。本書は、地道な取材と新史料の発掘を続けてきた歴史家とジャーナリストが、南京事件の実態をさぐり、それが現代に問いかける意味を多様な視角から究明しようとする論集である。

目次

1 南京事件をめぐる論争と証言(南京大虐殺と教科書・教育問題〈藤原彰〉;日中の二人の生き証人〈本多勝一〉;松井大将陣中日誌改竄あとさき〈洞富雄〉;15年戦争史研究と戦争責任問題―南京事件を中心に―〈吉田裕〉;南京事件と遺体埋葬問題〈井上久士〉;「南京事件」の肯定と「南京大虐殺」の否定〈君島和彦〉;南京事件をめぐる新たな論争点〈石島紀之〉)
2 南京事件と中国(南京防衛軍と唐生智〈孫宅巍著;笠原十九司訳〉;南京事件と中国共産党〈井上久士〉;台湾に生きつづける「抗日戦争」の遺産〈姫田光義〉)
3 南京事件とジャーナリズム(鈴木明氏の「取材」を取材する〈和多田進〉;株式会社・文芸春秋の戦争中と現在とを考える〈高崎隆治〉)
4 補論 日本の戦争犯罪―アヘン・毒ガス(中日戦争期の日本のアヘン政策;日本軍の毒ガス作戦―中国・東南アジアにおける使用の一端〈吉見義明〉)

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