内容説明
19世紀末、辺境の地ニュージーランドからイギリスへ渡り、1908年ノーベル化学賞受賞。才能豊かな研究生を何人も育て、ノーベル賞受賞者を多数輩出するケンブリッジ・キャヴェンディッシュ研究所所長となり、「原子物理学の父」と呼ばれるラザフォード。第一次世界大戦を期に一大事業に変貌する物理学の中心にいた各国の科学者たちの姿とともに描く評伝。
目次
第1章 ケンブリッジ時代、放射線物理学
第2章 マギル時代、原子の爆発
第3章 マンチェスター時代、原子の構造
第4章 戦争の時代、科学の発展
第5章 物理学の中心で
著者等紹介
ギンガリッチ,オーウェン[ギンガリッチ,オーウェン][Gingerich,Owen]
ハーヴァード大学教授(天文学・科学史)。スミソニアン天文物理観測所上級名誉天文学者。2006年夏のIAU(国際天文学連合)惑星定義委員会では議長を務めた
ハイルブロン,J.L.[ハイルブロン,J.L.][Heilbron,J.L.]
カリフォルニア大学バークレー校名誉教授(歴史学)、名誉副学長。オックスフォード大学ウスター・カレッジの上級研究員、イェール大学客員教授などを歴任
梨本治男[ナシモトハルオ]
1971年生まれ。東京理科大学理学部卒業。現在、おもに特許分野の翻訳にたずさわる技術翻訳者、神奈川大学理学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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