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ローマのガリレオ―天才の栄光と破滅

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  • サイズ B6判/ページ数 271,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272440320
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0040

内容説明

主役は近代科学の父、ガリレオ・ガリレイ。イタリアの誇るこの天才を失意の晩年に落とし込んだ有罪宣告にいたるまでを、事件にかかわった数代のローマ教皇と中世イタリアの貴族・顕官の栄誉、野心、失意、善意、策略の渦巻く歴史ドラマとして再現。

目次

第1章 職探しとローマへの道―初めての旅・一五八七年
第2章 名声の扉は突然に開かれる―二度目の旅・一六一一年三月二十九日~六月四日
第3章 ローマの雲―三度目の旅・一六一五年十二月十日~一六一六年六月四日
第4章 ローマの陽光―四度目の旅・一六二四年四月二十三日~六月十六日
第5章 星回りの悪い天―五度目の旅・一六三〇年五月三日~六月二十六日
第6章 暗雲立ちこめるローマ―六度目の旅・一六三三年二月十三日~七月六日

著者等紹介

シーア,ウィリアム・R.[シーア,ウィリアムR.][Shea,William R.]
イタリアのパドワ大学科学史「ガリレオ講座」教授。国際科学史・科学哲学協会および国際科学史アカデミーの元会長。ヒューマニティのための欧州科学基金常務委員会(ストラスブール)議長

アルティガス,マリアーノ[アルティガス,マリアーノ][Artigas,Mariano]
スペインのナバラ大学科学哲学教授。物理学と哲学の学位を持ち、カトリックの神父でもある

浜林正夫[ハマバヤシマサオ]
1925年生まれ。1948年東京商科大学(現・一橋大学)卒業。一橋大学名誉教授、経済学博士

柴田知薫子[シバタチカコ]
1961年生まれ。1983年一橋大学経済学部卒業。1999年津田塾大学大学院博士課程修了、文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mikio

12
カトリック教徒のガリレオであれば、コペルニクスの先例があったからかもしれないが、宗教改革とトリエント公会議、三十年戦争とペストという時代の流れにおかれた教会、教皇の立場をある程度理解しただろうし、自身の学説に対する矜持はあれど、もう少しうまい立ち回りができたのではないかと、そしたら結果は違っていたのではないかと思われてならない。ガリレオ異端放棄の宣誓から360年後の1992年に教皇ヨハネ・パウロ二世はガリレオ問題で協会の非を認めた。 2024/05/01

Galilei

1
天文学で有名になる前に、天文学のオーソリティであるクラビウスを訪れるシーンは見物です。2020/01/19

星のソムリエ

1
フィレンツェからではなく教会のあるローマ側から見たガリレオの当時の動向が、書簡等を通して語られています。今まで知られていたガリレオの行動が別の角度から知ることができました。また、それまで「悪役」扱いされていた教会の寛大な態度も同時に描かれています。どうしてこうした史実が伝わらなかったのでしょうか。2011/12/11

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