出版社内容情報
新自由主義的な大学改革の進行と混乱。他方での学力低下と「教養」の衰退。複雑化し氾濫する情報のなかで、個々に分断される知的営み。その現在を見据え、真に獲得すべき知のありようと、人知の可能性を探る。
内容説明
新自由主義的な大学改革の進行と混乱。他方での学力低下と「教養」の衰退。複雑化し氾濫する情報のなかで、個々に分断される知的営み。その現在を見据え、真に獲得すべき知のありようと、人知の可能性を探る。
目次
特集 批判的“知”の復権(批判的“知”の復権―特集にあたって;座談会 批判的“知”の復権と課題 ほか)
思想のフロンティア(現代進化論の哲学的境位―細胞内共生進化説を中心に;今日における福祉思想の課題を考える)
レヴュー・エッセイ(一九六八年のアクチュアリティ―不在の“言葉”を求めて;「小国主義」について)
研究論文(新学習指導要領における「持続可能」概念についての研究;防衛戦争は是認されうるか―ホッブズとカントをめぐって ほか)