近代日本思想論<br> 丸山眞男と戦後思想―近代日本思想論〈3〉

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近代日本思想論
丸山眞男と戦後思想―近代日本思想論〈3〉

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272439034
  • NDC分類 311.21
  • Cコード C0310

出版社内容情報

死後15年を経て、いまなお賞賛と論難のなかにある丸山眞男。その主要な著作の再考察により、新たな丸山論・戦後思想論を探求する。

「丸山はなぜ天皇制イデオロギーとマルクス主義をその生涯の『主敵』としたのか?」(本文より)。死後15年を経て、いまなお賞賛と論難の中にある丸山眞男。その主要な著作の再考察により、新たな丸山論・戦後思想論を探求する。

序章 戦後思想としての「丸山眞男問題」  
(一)丸山眞男と戦後時代
(二)丸山と戦後時代の相互媒介性
(三)戦後時代と戦後思想の問題性

第一章 戦後思想の理念形成   
(一)戦前におけるファシズム批判と「近代」の追究
 (1)丸山の思想出立としての「政治学に於ける国家の概念」
 (2)近代形成思想の原点―『日本政治思想史研究』
  (二)戦後初期の民主主義理念の形成―『増補版 現代政治の思想と行動』

第二章 政治学の「転回」と安保闘争一マルクス主義への対峙
(一)「政治学」の変容―実体論から機能論へ  
 (1)ラスウェル紹介と現代政治論
 (2)「政治化」の時代への対応
 (3)政治学の「転回」過程 
(二) マルクス主義への理論的批判 
  (1)「戦争責任論の盲点」の日本共産党批判
  (2)マルクス主義における「進歩」と「反動」概念批判
 (3)「近代化過程」における日本共産党批判
   (三)「抵抗」運動としての安保闘争  
     (1)安保闘争時の言論  
     (2)安保闘争の総括
     (3)「永久革命としての民主主義論」について

第三章 「シヴィク・ヴァーチュー」論と「古層」論の探求―天皇制イデオロギ-
への対峙
(一)日本思想史研究の新たな方向
 (1)『日本政治思想史研究』の自己批判
 (2)「開国」論のパースペクティヴ
(二)「シヴィク・ヴァーチュ」論と「古層」論の探求 
  (1)「シヴィク・ヴァーチュ」論の探求―「忠誠と反逆」
 (2)「古層」論の措定―「歴史意識の『古層』」
  (3)「古層」論の新たな展開
(三)「シヴィク・ヴァーチュ」論と{古層}論の相克  
 (1)「古層」による日本思想の一般的「変容・修正」形態
 (2)「古層」と日本的諸思想との相克

第四章 丸山思想における<真性近代>創出論の意義と限定 
(一)<真性近代>創出論の射程
(二)<真性近代>創出論の方途

【著者紹介】
1940年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。~2006年法政大学社会学部教授。主な著書『現代民主主義の思想』、『国家と市民社会の哲学』(青木書店)、『知識人の近代日本』、『マルクス思想の現代的可能性』、『市民社会論』『福沢諭吉と中江兆民(近代日本思想論?T)』『「京都学派」の哲学(近代日本思想論?U)』(大月書店)ほか。編著・訳書も多数。

内容説明

死後15年を経て、いまなお賞賛と論難のなにかある丸山眞男。その主要な著作と言説の再考察により、新たな丸山論・戦後思想論を探求。渾身のライフワーク、日本近代思想論3部作完結!

目次

序章 戦後思想としての「丸山眞男問題」(丸山眞男と戦後時代;丸山と戦後時代の相互媒介性;戦後時代と戦後思想の内在的問題)
第1章 戦後思想の理念形成(戦前におけるファシズム批判と「近代」追究;戦後初期の民主主義理念の形成―『増補版現代政治の思想と行動』)
第2章 政治学の「変容」と安保闘争―マルクス主義への対峙(丸山政治学の「変容」―実体論から機能論へ;マルクス主義への理論的批判;「抵抗」運動としての安保闘争)
第3章 「シヴィック・ヴァーチュー」論と「古層」論の探求―「天皇制」イデオロギーとの対峙(日本思想史研究の新たな方向;「シヴィック・ヴァーチュー」論と「古層」論の探求;「シヴィック・ヴァーチュー」論と「古層」の相克)
第4章 丸山思想における“真性近代”創出論の意義と限定(“真性近代”創出論の射程;“真性近代”創出論の方途)

著者等紹介

吉田傑俊[ヨシダマサトシ]
1940年生まれ。1965年、京都大学文学部哲学科卒業。法政大学名誉教授。専攻は哲学、思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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rbyawa

0
i088、正直なところ論旨はわかりやすいのではないかと思うものの、資料部分と結論の境い目がいまいちわからん人だねこれ。味方から攻撃されることが多かったと確かシリーズ2巻で語られていたのも納得…敵対意見が結論であるかのように見誤ったよ、この見解で戦後有数!? と思ったら単なる引用で妄言だと笑い飛ばした…ということが数度。というか身近な妄言からぐいぐい行くなぁ、丸山さん。天皇制との関係で触れられていることが多いのですがこの本では至極少なく、多分これ、象徴天皇制に近いって認識でいいんだよね、確かに独自性ないわ。2018/10/30

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