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内容説明
「近代の超克」から「近代の止揚」への“燎爛たる分裂”。西田幾多郎、三木清、戸坂潤の哲学を「個人‐市民‐大衆」形成論として捉える。
目次
第1章 「京都学派」における哲学と政治(「京都学派」の成立と展開;「京都学派」と“近代の超克”論)
第2章 「京都学派」の「主体」形成の哲学(西田幾多郎の「個人」形成の哲学;三木清の「市民」形成の哲学;戸坂潤の「大衆」形成の哲学)
第3章 「京都学派」の“近代の超克”論とその実践(西田幾多郎の「理念的」“近代の超克”論;三木清の「反ファシズム的」“近代の超克”論;「世界史の哲学」派の「国権的」“近代の超克”論)
第4章 “近代の超克”から「近代の止揚」へ(二十世紀“近代の超克”論の位相;「近代の止揚」への途)
著者等紹介
吉田傑俊[ヨシダマサトシ]
1940年生まれ。1965年、京都大学文学部哲学科卒業。法政大学名誉教授。専攻は哲学、思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rbyawa
2
h095、京都学派というのはだいたい明治末くらいに世に知られた(他所で夏目漱石と同時代と表現されていたのがわかりやすい)の哲学者西田幾太郎氏から数人の系譜を持つ日本独自の哲学と言われていて、その戦時中の「役目」を冷静に分析した本、と言えるのではないかな。というかこの著者さん、哲学より政治の話や分析のほうがずっと上手いような…。まあ、一派が侵略正当化の道具にされたのは否めないかなぁ、あと、別の派の弟子から刑死者が複数いたことと、彼らが体制と戦ったことは客観的に見ても妥当そう、もうちょっと語られるべきかなぁ。2018/02/15
ねこみ
0
うーん2012/08/04
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