出版社内容情報
個人化された世界に閉ざされ、社会的経験を奪われている若者たち。その困難の原因を知り自己と世界の回復へ。若者のための社会学入門
個人化された世界に閉ざされ、社会的経験を奪われている若者たち。その困難の原因を見つめ、社会的に構成された自己と世界の関係を理解し、生きづらさを乗り越える自由の可能性を模索する。若者のための社会学入門。
第?T部 見えないものを見る――社会の出現
第1章 格差と貧困の時代をどう見るか――マルクスと現代社会学
第2章 なぜ女は生きづらいのか,なぜ男は生きづらいのか─格差社会のジェンダー
第3章〈権力〉への欲望――犯罪者に対する道徳的なまなざし
第?U部 構成された自己と世界を問う――社会との対話
第4章 働くことの意味―勤労倫理の歴史と現在
第5章 ほしいものは何ですか?――社会のなかでつくられる欲望と消費
第6章 「自分らしさ」の迷宮を抜ける――いま,エリクソンを読み直す
第7章 〈心〉を自己管理する時代
第8章 〈メディア〉が生み出す欲望と愛情――「本当の恋愛」と「究極の純愛」のはざまで
第9章 やりたいことがわからない――自由化/個人化の帰結
第?V部 新たな社会を紡ぎ出す――世界と切り結ぶ
第10章 民主主義を支える〈最初の約束〉――代表制と多数決のよりよい理解をめざして
第11章 公共空間をつくりだす――公共圏とコミュニケーション
第12章 愛国心から国の「カタチ」へ――憲法パトリオティズムを考える
【著者紹介】
群馬大学教授。主な著作に、『若者のための社会学―希望の足場をかける』(はるか書房)、『生きる意味と生活を問い直す――非暴力を生きる哲学』(共編、青木書店)
内容説明
社会の扉をひらけば「見えないもの」が見えてくる。社会学の入門書であるとともに、若者の視点に立った現代日本社会論でもある。
目次
第1部 見えないものを見る―社会の出現(格差と貧困の時代をどう見るか―マルクスと現代社会学;なぜ女は生きづらいのか、なぜ男は生きづらいのか―格差社会のジェンダー;“権力”への欲望―犯罪者に対する道徳的なまなざし)
第2部 構成された自己と世界を問う―社会との対話(働くことの意味―勤労倫理の歴史と現在;ほしいものは何ですか?―社会のなかでつくられる欲望と消費;「自分らしさ」の迷宮を抜ける―いま、エリクソンを読み直す;“心”を自己管理する時代;“メディア”が生み出す欲望と愛情―「本当の恋愛」と「究極の恋愛」のはざまで;やりたいことがわからない―自由化/個人化の帰結)
第3部 新たな社会を紡ぎ出す―民主主義・再考(民主主義を支える“最初の約束”―代表制と多数決のよりよい理解をめざして;公共空間をつくりだす―公共圏とコミュニケーション;愛国心から国の「カタチ」へ―憲法パトリオティズムを考える)
著者等紹介
豊泉周治[トヨイズミシュウジ]
1955年生。群馬大学教育学部教授
鈴木宗徳[スズキムネノリ]
1968年生。法政大学社会学部教授
伊藤賢一[イトウケンイチ]
1965年生。群馬大学社会情報学部教授
出口剛司[デグチタケシ]
1969年生。東京大学大学院人文社会系研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅう
takuro tanaka
あいうえう(ё)