青年の社会的自立と教育―高度成長期日本における地域・学校・家族

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青年の社会的自立と教育―高度成長期日本における地域・学校・家族

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  • サイズ A5判/ページ数 363,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784272412136
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C0037

出版社内容情報

経済構造の大変動により、地域差をもちながら、出産・育児、教育の構造が変貌した高度成長期。そのなかで社会へと向かう青年、その家族の諸相、また教師のかかわりを口述史料から捉え返し、〈生きられた歴史〉を描き出す。

序 章(橋本紀子・木村元・横畑知巳)
第1部 高度成長期における〈学校から職業社会への移行〉
第1章  高度成長期の社会と教育(木村元・松田洋介) 
第2章 〈学校から職業社会への移行〉の諸相(木村元・松田洋介)
第2部 進路選択の実際――農村と都市
第1章 農村社会における〈学校から職業社会への移行〉――秋田の「集団就職」(橋本紀子)
第2章 昼間二交代定時制課程を生きた少女たち――愛知県立起高等学校(小林千枝子)
第3章 都市部伝統産業地域の子どもたちの職業選択と学校――京都西陣の場合(中野新之祐)
第3部 進路指導をめぐる実践と理論の諸相
第1章 過疎化と地域産業の盛衰のなかでの進路選択――京都府奥丹後(小林千枝子)
第2章  高度経済成長期の中学校における「進路指導」問題――全国進路指導研究会に参加した教師たちの実践に即して(横畑知己)
第3章 われわれの進路指導をつくる――一九六〇年代における全国進路指導研究会の「進路指導」論の展開(松田洋介)
第4章

内容説明

産育と教育の激変期に生きた青年たちの諸相。経済構造の大変動により、地域差をもちながら、出産・育児、教育の構造が変貌した高度成長期。そのなかで社会へと向かう青年、その家族、また教師の取り組みを口述史料から捉え返し、“生きられた歴史”を描き出す。「青年の自立と教育」の社会史。

目次

「青年の自立と教育」の社会史を目指して
第1部 高度成長期における“学校から職業社会への移行”(高度成長期の社会と教育;学校から職業社会への移行の諸相)
第2部 進路選択の実際―農村と都市(農村社会における“学校から職業社会への移行”―秋田の「集団就職」;昼間二交代定時制課程を生きた少女たち―愛知県立起高等学校)
第3部 進路指導をめぐる実践と理論の諸相(過疎化と地域産業の盛衰のなかでの進路選択―京都府奥丹後;高度成長期の中学校における「進路指導」問題―全国進路指導研究会に参加した教師たちの実践に即して)
第4部 家族の子育て意識と教育(日本における受胎調節運動と「子ども二人」の家族像;家族計画運動と炭鉱労働者家族の子ども観 ほか)
戦後日本の青年と教育―多様な経験の実相

著者等紹介

橋本紀子[ハシモトノリコ]
1945年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学、社会学博士。現在、女子栄養大学・大学院教授

木村元[キムラハジメ]
1958年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授

小林千枝子[コバヤシチエコ]
1955年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学博士(社会科学)。現在、作新学院大学経営学部教授

中野新之祐[ナカノシンノスケ]
1947年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京経済大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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