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学力と新自由主義―「自己責任」から「共に生きる」学力へ

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  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272412006
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C0037

出版社内容情報

全国学力テストと新学習指導要領の下、子どもと教師は「学力向上」を至上命題とする成果競争に追われ、学力なき者の排除は「自己責任」と正当化される。生き残りのための学力競争を、関係性と共同に根ざした学力へと転換する、新たな学力論の展開。

内容説明

自己責任としての学力観に基づく「教育改革」に抗し、公共性にひらかれた新たな学力像を提起する。

目次

いま、学力をどう議論すべきか―「自己責任」としての学力観の克服を
1 「生きる力」とコミュニケーション(教育改革をめぐる対抗の構図;新学習指導要領の学力観;教育実践としてのコミュニケーションの創造;コミュニケーションと道徳性―エンパワーメントとしての道徳性を構想する)
2 「学力」とは何か(「学力」把握のためのモデル;基礎学力と基礎知識―意識化の道具として捉え直す;習熟―知識を生きる力へと組み替えるプロセス;学習意欲―競争の意欲から参加・共同の意欲へ)
3 「共に生きる力」に向けて(「意識化」と教師の役割;「思想化」と公共性;学力像の転換と学校の再生―大阪・私立千代田高校の実践から)

著者等紹介

佐貫浩[サヌキヒロシ]
1946年生まれ。法政大学キャリアデザイン学部教授(教育課程論、平和教育論、教育政策論)。教科研副委員長、季刊『人間と教育』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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