障害は個性か―新しい障害観と「特別支援教育」をめぐって

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 166p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272411511
  • NDC分類 378
  • Cコード C0037

内容説明

障害についての考え方を整理し、障害に伴うニーズとそれへの教育的対応のあり方を検討。個別の障害にかんする医学その他の分野からみた定義や診断、治療をはじめとする実践的対応の問題ではなく、一般に人間にとって「障害とは何か」ということに焦点をあてている。

目次

第1章 障害は個性か(教育の場における障害=個性論;障害=個性論と行政責任の回避)
第2章 障害と人間、社会―国際生活機能分類の障害概念との関連で考える(医学=社会モデルとしてのICF;障害の社会モデルに含まれる問題点 ほか)
第3章 障害児の行動療法・訓練と心理療法(学習心理学を適用した訓練・治療;オペラント療法にかんして着目しておくべき問題 ほか)
第4章 ノーマライゼーションとインクルージョン(ノーマライゼーションの思想―北欧からの出発;ノーマライゼーションとは何か ほか)
第5章 特別支援教育と障害児の学習権(対象を障害児に限定する特別支援教育;障害児学校の再編・障害児学級の解体 ほか)

著者等紹介

茂木俊彦[モギトシヒコ]
1942年群馬県生まれ。東京大学教育学部教育心理学科・同大学院で学ぶ。広島大学、立正大学を経て、1981年より東京都立大学助教授・教授。全国障害者問題研究会前委員長。現在、東京都立大学総長。専門は教育心理学・障害児教育学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんふぁ

1
障害は個性か?と違和感があったから、障害は属性のひとつという著者の見方には同感。職場が学校ではないから、全て当てはまるわけではないが考えさせられることは多い。2016/01/03

gyoooza

0
[図書館][教育][要再読]「障害は個性」論の教育心理学的視点の批判論。教育心理学の授業で良いと言われたので読んだのだが、前提として必要な知識が足らず理解不足。分かる部分は、少し理解できたけど。特別支援教育についてもっと勉強しなきゃなと思った。2012/10/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/267748
  • ご注意事項

最近チェックした商品