内容説明
拒食症は10代でかかることがもっとも多く治療しないでいると死にいたる危険性がある。まずは症状を知り、助けをもとめることが治療の第一歩です。
目次
1 拒食症ってなに?
2 拒食症の原因はいろいろ
3 拒食症になりやすい人
4 なぜ、拒食症になるのだろう?
5 やせることの大きな犠牲
6 治療の3つのステップ
7 わたしにできることはなんだろう?
著者等紹介
上田勢子[ウエダセイコ]
AM‐USA
汐見稔幸[シオミトシユキ]
東京大学大学院教育学研究科教授
田中千穂子[タナカチホコ]
東京大学大学院教育学研究科助教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
61
心理的に食べ物を受けつけない障害、拒食症。食欲はあるが食べることを拒否し、鏡に映る自分が太って見え、イメージができあがってしまう。/拒食症によって体重が減り始めると体を暖かく保つために薄い毛がはえたり、内臓に負担をかけ悪くしたり、骨のミネラル不足で骨粗しょう症になったりする。また食べては吐くを繰り返すので胃液によって歯が虫歯になりやすい。/10代になりやすい、思春期を迎え体脂肪が増え周りがダイエットをしようという雰囲気がふえ、「痩せよう、痩せよう」という気持ちが強くでてしまう。著者は痩せることを考えても2019/11/20
読書日記
5
子供向けだが、かなり詳しく正確に解説していて大人が読んでも充分に興味深い内容。本棚にも登録したマーリャ・ホーンバッカーの本と通じる部分も多い。(魔術的な食べ方とか) 流石はアメリカ、日本の同じような本は全くトンチンカンな内容だった。病気として認識されたのは1873年のことだったのだというのも初知り。体重が増えることは敗北を意味してきた、という記述にはあまりにも的を射ている。この本のチェックリストを見ると、自分は拒食症の症状はないが、考え方は拒食症の人と同じであり、かなりグレーゾーンにいると分かる。2022/08/22
はぴたくぽん
1
小学校図書室本。息子1人読み。2020/10/06
くまこ
1
中・高校生向けのガイドブック。拒食症について何も知らないという人にも、わかりやすく解説されている。アメリカで出版された本なので、牧師に悩みを打ち明けた話や、ダイエット・ピルの問題点を指摘した箇所が印象的だった。2012/06/13
ちゃの
0
拒食は治療も周りの人もすごく難しいイメージ。過食と同じ分類だけど少しアプローチが違う。まずは知識があることが大切2020/11/11