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平和と戦争の絵本(全6巻)

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  • サイズ A4変判/ページ数 6冊
  • 商品コード 9784272404704
  • Cコード C0000

出版社内容情報

平和をつくりあう道をさぐってみよう 戦争の悲惨なありさまから平和の大切さを学ぶだけでなく、なぜ戦争がおこるのか、戦争をおこさないためにはどうしたらよいかを考え、いまこの世界で平和をつくるにはどういう考えや行動が必要なのかを全巻を通してさぐります。子どもたちはもちろん、現代に生きる私たちが世代をこえて語りあい、考えあうための絵本です。 <小学校高学年~一般向>

◆本書をすいせんします 小田実  
 子どもがこれから考えることが、これからの世界をつくり出します。その子どもがこれから考えることのもととなる、そうなり得るものとして、この絵本のシリーズはあると私は考えます。
 もうひとつ、大人も、子どもといっしょにこの絵本を見て、考えてくれたまえ、これからのことを。

【シリーズの特徴】  
■人は争いをやめることができるのか? 平和をつくるとはどんなことなのか?  
■平和と戦争について知り、いま、この世界でどうやって平和をつくるかまで、子どもと大人がいっしょに考え合う絵本  
■心の問題、歴史、人物、身近な問題、憲法まで、さまざまな角度から平和と戦争にアプローチ。  
■平和をめざす具体的な活動や行動をとりあげ、身近な問題として考えあう。  
■教室で、サークルで、討論しながら学べる絵本。  
■総合学習、調べ学習に最適。

◆編集委員を代表して 石山久男  

 20世紀には2度にわたる世界大戦がおこり、おおぜいの子どもたちも含めて数千万の人々が犠牲になりました。第2次大戦がやっと終わったあとの半世紀も、人々の平和の願いをよそに、世界では戦争の絶えることがありませんでした。21世紀こそ平和の世紀にしたいとだれしも思っていた矢先に、2001年9月11日にアメリカでテロがおこり、それに対してアメリカのアフガニスタン攻撃がはじまりました。そしていま、アメリカはさらにいくつかの国を名指しして、戦争をはじめようとしています。こんな世界のなかで、戦争放棄の憲法をもつ日本の私たちは、いま何をすればよいのでしょうか。
 この本でみなさんにぜひ考えてほしいことは、暴力によらないでさまざまな問題を解決しようということです。日常生活からはじまって、戦争という大きな問題にいたるまで、非暴力をつらぬく生活のしかたをみんなでつくりあげていこうということです。それが広い意味での平和です。そのためにはもうひとつ大事なことがあります。それは暴力を生みだす温床をなくすということです。ある人々がしいたげられ、おされつけられたままの表面的な平和は、けっして長続きするものではありません。ですから、本当の平和をきずくためには、不平等、不公平な世の中、世界を改めなくてはならないのです。
 公正で平和な世界をつくりあげることは、けっして空想的なことではありません。その実現のみちすじは、いまようやく私たちの目の前に見えはじめています。そのこともこの本のなかで示したつもりです。日本国憲法もきっと大きな役割を発揮するでしょう。戦争の悲惨なありさまから平和の大切さを学ぶだけでなく、いまこの世界で平和をどうつくるかを考える学びへ、子どもも大人も平和の学び方を大きくひろげたい、そんな願いをこめて、この本をつくりました。