内容説明
本書は、指導員の実態や仕事を明らかにしながら、理想とする『指導員像』を提示するもの。第一章では、学童保育指導員とは何か、その仕事内容とは何かについて述べる。第二章では、指導員の仕事を確立すると同時に、働きつづけるために当面している、雇用・労働条件の改善の問題と研修内容づくりの問題について、その現状と今後の課題を問題提起。合わせて、日本の学童保育指導員の実態を紹介。第三章では、今後、指導員の仕事が社会的に確立されることを展望して、四人の研究者が、それぞれの立場からみた「学童保育指導員像」を提起している。第四章は、指導員の仕事をより深く理解するためのQ&A。指導員を志す人に対してのノウハウとともに、現役の指導員が仕事の中味の点で、また働きつづけるうえで直面していることのなかから、主だった問いをあげ、答えている。
目次
第1章 子どもとともに生活を創る指導員
第2章 学童保育指導員の専門性を探る
第3章 二一世紀に生きる学童保育指導員像
第4章 Q&A
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
32
学童保育は1997年児童福祉法改正で社会福祉事業として法律で定められました。それまでは保護者が自ら学童を立ち上げ、指導員を募集し、狭い場所で保育が行われていました。保育条件が厳しいのは今でもあります。そうしたなかで、子どもたちの豊かな放課後保障をしていくうえで指導員の専門性やそれを支える労働条件を考えることは重要です。また、公務労働や社会福祉労働としての指導員を考えることも重要です。子どもの権利を保障し、親の労働権なども保障する学童保育を充実させるためにはどんな指導員像が大切なのか考えることができました。2018/05/10
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