内容説明
シリーズ『学童保育』は、これまでの学童保育の実践と運動の経験を広く集約し、二一世紀の子どもたちにとっての学童保育のあり方を展望しようとして企画・編集されました。学童保育関係者と教育・福祉・労働などの専門家との共同討論をふまえ、すぐに役立つことと、理論的解明とを兼ね備えたものとして編集されています。
目次
第１章 子どもの豊かな生活づくりと学童保育の可能性
第２章 子どもたちにとっての学童保育・子ども座談会
第３章 学童保育を子どもたちの新しい居場所に
第４章 学校教育と学童保育
第５章 希望としての学童保育
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
34
今日の子ども時代を失いつつある子どもたちにとって学童保育は大切な居場所となっています。学童保育では子どもたちの学校化された生活を捉えなおすことをとおして、子どもの生活づくりを作り直すことで子どもの発達を保障するものだと思いました。また、親や住民の手によってつくられた歴史的経過や運動によってつくられた公共性の高い制度であることで、遊びと生活の場として児童福祉法にも明記されたことの意義は高いものがあるのだと思いました。2018/05/04
