内容説明
「弱者」という存在が社会と文化の在り方へ向けて投げかける問題の省察を通じて、人間存在の意味に新しい光をあてる。
目次
1 現状に抗して―能力主義を批判するということ(「能力に応ずる」の意味;「能力にかかわらず」の射程;「生命の質」とプライヴァシー ほか)
2 現状の中から―能力主義にたじろがなければ(「障害者」として?「人間」として?;「障害」は邪魔物?;「能力」も所有物? ほか)
3 現状を越えて―能力主義を越えたところにみえるもの(「障害」概念の多様性;共同性の深化拡大;相互関係自体としての能力 ほか)
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