内容説明
「介護崩壊」ともいえる現状を変える道はある。迫りくる“我が事・丸投げ・地域強制社会”に抗し、介護保険の抜本改革をへて、権利としてのケア保障を実現する道筋を示す。
目次
介護不安制度から「権利としてのケア保障」への転換(岡崎祐司)
第1部 高齢者のケアを保障しえない介護保険―歴史と現在(「介護保険一七年」の軌跡と現状(林泰則)
高齢者のケアと地域保険―「社会的入院」の解消と本人が望むケアの実現へ(末永睦子)
新たな段階を迎えた介護保険制度改革(林泰則)
歪められる地域包括ケアシステム
介護保険財政の仕組みと現状(横山壽一) ほか)
第2部 権利としての高齢者ケア保障の確立へ(生活と自治と権利の地域ケアシステムをつくる(岡崎祐司)
地域ケアシステムにおける医療・福祉・居住(岡崎祐司)
ケアのナショナルミニマムの確立へ(末永睦子)
高齢者ケアの財政論―介護保障のために(横山壽一)
介護保障につなぐ制度改革(林泰則))



