病気になったら死ねというのか―医療難民の時代

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病気になったら死ねというのか―医療難民の時代

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  • サイズ B6判/ページ数 166p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272360598
  • NDC分類 498.13
  • Cコード C0036

内容説明

ずっと受け続けてきた医療を打ち切られる患者たち。病院から追い出される高齢者たち。医者にかかりたくても地域に医者がいないとなげく住民たち。そして、今日の暮らしもままならないなか、健康に生きることさえあきらめざるをえない人たち…。劣悪な医療政策が国民の生命を直撃している。その実態を克明に描いた渾身のルポルタージュ。

目次

第1章 「国保」が暮らしを破壊する(長寿を保障した「国民皆保険」が;無差別化する保険証取り上げ;「懲罰的」になる保険証取り上げ;C型肝炎で治療中でも;医療費無料の子どもにも;「資格証明書」以外にも問題が;「セイフティーネット」はどこに;国保にいのちを奪われる;救急搬送され三日で死亡;のしかかる社会状況の重さに;国保行政からいのちを守るため;収納率向上の新たな手段とは;生活費も売掛金も差し押さえ;息子名義の生命保険までも;市民を威圧する「赤い警告書」;法律を無視したやりかたで;それでも滞納者を締めつける)
第2章 医療の「最底辺」を生きる人びと(連続しておきた都会の孤独死;四七人が孤独死のニュータウン;雪深い地で高齢者は;危機的状況は日本中に;自力で孤独死を防ぐ人びと;路上生活の人たちに医療は;医療に手が届かない人びと;「人間扱いされない」仕事の現場で;「低所得」がいのちを左右する)
第3章 医師不足が地域を崩壊させる(常勤内科医ゼロの病院では;置き去りにされる地域医療;「そこに医療がある」大切さ;ひとりの不足が医療全体に;小児科医がいのちをかけて訴えたこと;未来のある医療のために;「女性医師問題」から見えるもの;根本原因は絶対的な医師不足)
第4章 「療養病床」を奪われた患者は(突然の「閉院」が襲いかかる;療養病床追い出しで患者は;医療費削減で狙われるのは誰か;「一五万床」は根拠のない数字;病院から追い出されるのは;医療を破壊するのは誰なのか;「コムスン事件」で介護保険の破綻が;営利企業の参入で介護現場は;介護での採算重視の果てに;利用者から「乖離」する介護)
第5章 「リハビリ打ち切り」は死の宣告(患者の声を無視した措置で;症状悪化の仲間のために;新聞への一通の投書から;ようやくたどりついたリハビリが;「私の日常を返してください」;「見なおし」がもたらすものは)

著者等紹介

矢吹紀人[ヤブキトシヒト]
1953年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業、ルポライターとして医療・福祉・農業・食の分野を中心に多数のメディアで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

S.Mori

10
暗くてやり切れないことが書いてある本です。この本を読むと、歳をとって病気になりお金がなければ、一巻の終わりであることが分かります。政府や行政は困った人を助けるどころかお金がなくて苦しんでいる人から、保険料徴収のためにお金を取り上げようとすることが1章に書かれています。医療崩壊の元凶になったのは小泉政権の政策のためであることが4章で分かります。この時に社会保障費が大幅に削減され、療養病床などが削減。この流れは今も続いています。ふと思いついて医療崩壊と政治家のクリーン度は関係があるのではないかと思い→2019/11/21

ヒナコ

4
健康保険料滞納による保険証の取り上げられる問題、自己負担額が払えず医療を差し控える高齢者の問題、小児科や産科の医師が地域からいなくなる問題、廃止が決定した療養病棟から高齢者が追い出される問題、実質的なリハビリの日数制限によりQOLが維持できなくなった高齢者と障害者の問題。小泉「改革」の路線を継承した2006年の診療報酬改定により噴出した矛盾が、現場からの声としてそれぞれの章でルポされている。→2021/03/02

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