家族、この不条理な脚本―家族神話を解体する7章

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家族、この不条理な脚本―家族神話を解体する7章

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272350636
  • NDC分類 361.63
  • Cコード C0036

出版社内容情報

LGBTの権利や性教育を認めれば「家族が崩壊」する?私たちを無意識に拘束する「健全」な家族という虚像が作りだす抑圧や差別、排除を可視化する。日韓累計25万部『差別はたいてい悪意のない人がする』著者待望の第二作。

[目次]

プロローグ 家族という脚本
第1章 どうして嫁が男じゃいけないの?
第2章 結婚と出産の絶対公式
第3章 望まれない誕生、許されざる出産
第4章 役割は性別によって平等に分業できる?
第5章 家族の脚本を学ぶための性教育
第6章 不平等な家族の脚本
第7章 脚本のない家族
エピローグ マフィアゲーム
解説 空気のような存在としての家族、問題の因子としての家族(梁・永山聡子)

★各分野識者が絶賛!

日本の私たちもまったく同じ風景を見ている、同じ滅びの道を辿っている…と何度も思った。
「家族という脚本」を強制し続けることによって個人が抑圧され、幸せに生きていけない社会。
そんなところにいたくないと思う人に、ぜひ届いてほしい。
――太田啓子(弁護士、『これからの男の子たちへ』著者)

「正常な家族」がある限り、「異常な家族」という烙印(スティグマ)は残り続ける。
家族というシナリオには、女性差別や同性愛差別、優生思想や外国人嫌悪が流れ込んでいる。
いま「家族」を再考するための、最良の一冊。
――高井ゆと里(群馬大学准教授、『トランスジェンダー入門』著者)

内容説明

その“理想”は誰を犠牲にしているのか?結婚と生殖をめぐる社会制度に隠された抑圧と排除をあざやかに描き出す。

目次

1章 どうして嫁が男じゃいけないの?
2章 結婚と出産の絶対公式
3章 望まれない誕生、許されざる出産
4章 役割は性別で平等に分業できる?
5章 家族の脚本を学ぶための性教育
6章 不平等な家族の脚本
7章 脚本のない家族

著者等紹介

キムジヘ[キムジヘ]
金知慧。韓国・江陵原州大学校多文化学科教授(マイノリティ、人権、差別論)。移民、セクシュアル・マイノリティ、子ども・若者、ホームレスなどさまざまな差別問題に関心を持ち、当事者へのリサーチや政策提言に携わっている。ソウル特別市立児童相談治療センター、韓国憲法裁判所などの公的機関にも勤務経験を持つ。初の単著『差別はたいてい悪意のない人がする』(邦訳・大月書店)が20万部を超えるベストセラーに

尹怡景[ユンイキョン]
韓国ソウル生まれ。慶應義塾大学大学院で人類学を学ぶ。言葉で韓国と日本の心をつなぎたい翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめぴょん

13
韓国での話が主ではありますが、家族について哲学する本という感じ。家族というものについていろいろ考えることがあるので読みました。出産を前提とした結婚、そしてそれを基盤とする家族という暗黙のルールの中で守ろうとしているものは何なのか?時代は変わっても家族という単位は変わらずに存在する。じっくり読むと家族というものがどういう流れの中にあったのか、各国の家族観などを知ることができて面白い。次世代を生み育てていくために家族という血縁を基盤とした共同体がその任を担っていくという体制が連綿と続いている。不便な時代には共2024/11/16

空白少女

2
韓国フェミニズムの本を読んだのは恐らく初めてであったが、何人もの人が述べている通り日本と韓国でのジェンダーのあり方はオーバーラップするところがあると思った。もちろん異なる部分もあり、韓国の方がイエ制度が根強いように感じた。脚本に従わない家族の在り方が脚本を揺るがすというのは、まさにそうだと思う。個人的な肌感として、一部からフェミニズムは厄介なものとして捉えられているように感じる。YouTubeで前に見た動画で「韓国ではフェミニストが多い」と言われていたが、それの何が悪いのだろう。2025/01/15

きなこ

2
良い本だった。韓国の本だけど、日本社会とよく似ていて、家族の在り方について考えるきっかけになった。2024/09/30

ちり

2
“韓国社会が家族の「解体」や「崩壊」を論じ、個人の責任をあげつらっているあいだ、家族生活を保障すべき国家の責任は隠蔽されてきた。そして家族は、国家経済のために人材資源を供給する社会単位とみなされていた。少子化を危機だと言いながらも、人を労働力としての「人口」としか考えず、「出産は愛国」という言葉を平気で口にするほど、人を道具化することに社会は慣れてしまった。家族政策と人口政策を同一のものとして扱い政府の鈍感さのもとでは、この地上に人が生まれなければならない理由は、ますます消えてしまう”2024/09/17

Go Extreme

2
家族という脚本 どうして嫁が男じゃいけないの?:嫁って何なの 嫁が女性である理由 結婚と出産の絶対公式:適法・不法な出生 結婚は何のための枠か 望まれない誕生、許されざる出産:出産の資格 生殖の権利 役割は性別によって平等に分業できる?:女性教育のアイロニー 家族の脚本を学ぶための性教育:家族の恥 不平等な家族の脚本:扶養義務の二面性 脚本のない家族 問題の因子としての家族:模索する家族政策 性的マイノリティ政策 変えられない家族観 家族イデオロギーを守ることの執着 既存の画一的な家族のありかたを壊す方法2024/08/14

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