出版社内容情報
琉球大学国際沖縄研究所が主体となって5年計画で進めてきたプロジェクトの成果を集成。全3巻シリーズ完結。
琉球大学国際沖縄研究所が主体となって5年計画で進めてきたプロジェクトの成果を集成する全3巻シリーズ。最終巻となる第3巻では、沖縄から広がる境域の文化とアイデンティティの混淆に焦点をあてる。
【著者紹介】
1967年生まれ。琉球大学国際沖縄研究所教授。専門はアメリカ文学、ジェンダー研究。著書に『〈故郷〉のトポロジー』(水声社、2011年)、編著書に『沖縄・ハワイ コンタクトゾーンとしての島嶼』(彩流社、2010年)、『文学から環境を考える』(共編、勉誠出版、2014年)など。
内容説明
琉球大学国際沖縄研究所が主体となって5年計画で進めてきたプロジェクトの成果を集成する全3巻シリーズ。最終巻となる第3巻では、沖縄内外の境域の文化とアイデンティティの関係に焦点をあてる。
目次
響き合う「他者」の物語―境域、あるいはクロスロードとしての島嶼
1(世界の始まり/終わりとしての島嶼―呂則之『荒地』と崎山多美『ゆらてぃくゆりてぃく』;米軍占領下沖縄の女性と民事陪審裁判;刺青師としての女性たち―フィリピン、台湾、そして沖縄)
2(オキナワ系アメリカ人のチャンプルー精神とハパ・アイデンティティ;アルゼンチンにおける沖縄系移民女性のライフヒストリー―コミュニティ形成への貢献)
3(ディアスポラの沖縄人アイデンティティの現在―ジェンダー、社会運動、そしてレズビアンであることについて)
補論(伝承文学「ハーマナラウの物語」に見るハワイのジェンダー再考;神話、伝説、そして歴史―ニューメキシコの文化的記憶におけるムヘロタス)
著者等紹介
喜納育江[キナイクエ]
1967年生まれ。琉球大学国際沖縄研究所教授。専門はアメリカ文学、ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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