出版社内容情報
性暴力のなかで最も不可視化されている「性風俗従事者」に対する被害の実態を詳らかにし、状況改善のための糸口を探る。性暴力は他の犯罪に比べて被害申告率が低く、支援を求められない被害者が多く存在する。なかでも不可視化されているのが「性風俗従事者」に対する被害である。本書はその理由と実態を詳らかにし、状況改善のための糸口を探る。
田中 麻子[タナカ アサコ]
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。2009年,米国カリフォルニア州レイプクライシスセンター研修修了。NPO法人レイプクライシスセンターTSUBOMI理事(2012年?2016年)。Center for HEART/HEARTカウンセリングセンター事務局長。ポータルサイトSurvivors Resource共同代表。論文「日本の性暴力サバイバー支援の課題と今後」で2011年度日本女性学習財団奨励賞受賞。
内容説明
「問題化される性暴力」の背後で語られない数多くの加害と被害。不可視の性暴力のなかでもいっそう深い地点に置かれている「性風俗従事者に対する性暴力」を問い、その序列を支え被害者に沈黙を強いる支配的・文化的信念を明らかにする。
目次
序章 性暴力はなぜ語られにくいのか
第1章 性暴力被害者の苦悩
第2章 性暴力被害者の差異と序列
第3章 性風俗における性暴力
第4章 性風俗従事者に対する性暴力の不可視化
第5章 性暴力を可視化する
終章 性暴力のありか
著者等紹介
田中麻子[タナカアサコ]
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。2009年、米国カリフォルニア州レイプクライシスセンター研修修了。NPO法人レイプクライシスセンターTSUBOMI理事(2012~2016年)。Center for HEART/HEARTカウンセリングセンター事務局長。ポータルサイトSurvivors Resource共同代表。論文に、「日本の性暴力サバイバー支援の課題と今後」(2011年度日本女性学習財団賞奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たろーたん
新橋九段