内容説明
学校に通うこと、職を得ること、若くして親になること。ポピュラー・カルチャーの影響、ギャングや暴力の存在、将来の夢と希望。ニューヨーク・ハーレムに生きる若者たちの「光と影」を、特異なスタイルで描き出した同時代のスケッチ。
目次
1 アップタウンの若者たち
2 コミュニティを築き、他者から認められること
3 知的営み―文化、ラップ、学校
4 ラップとコカ・コーラ文化
5 自制と誘惑
6 死と逃げ路
7 公営団地における家庭
8 生い立つ
9 公営団地の強さを糧に
著者等紹介
ウィリアムズ,テリー[ウィリアムズ,テリー][Williams,Terry]
ニュースクール社会研究所社会学部教授、ミシシッピ州に生まれ、家族とともに早い時期から公民権運動や各種のデモ等、多くの社会運動にかかわる。1978年にニューヨーク市立大学で博士号を取得。専門は社会学。人種関係、ドラッグ・カルチャー、貧困層の文化、若者文化、住宅問題、性産業等を研究テーマとし、民族誌的調査を重ねている
コーンブルム,ウィリアム[コーンブルム,ウィリアム][Kornblum,William]
ニューヨーク市立大学大学院教授。ニューヨークに生まれ、社会活動家の両親のもとで都市の人種と階級の問題を目の当たりにしながら育つ。1960年代にアフリカでの平和部隊の活動に参加し、1971年にシカゴ大学で博士号を取得。専門は社会学。都市、ニューヨーク地域研究、若者文化、アンダーグラウンド・エコノミー等を研究テーマとする
中村寛[ナカムラユタカ]
多摩美術大学専任講師。ニューヨーク・ハーレムのアフリカ系アメリカ人ムスリム・コミュニティでフィールドワークを行い、2008年に一橋大学大学院社会学研究科で博士号を取得。専門は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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