若者と社会変容―リスク社会を生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 283,
  • 商品コード 9784272350315
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0036

内容説明

先進諸国に共通する産業構造の変化のもとで、若者の社会経験はどのように変化しているのか?教育・雇用環境からライフスタイル、犯罪、政治参加まで、膨大なデータと理論の検証を通じて、不安と閉塞の実像を描き出す。

目次

第1章 リスク社会
第2章 教育をめぐる変化と連続
第3章 社会変容と労働市場への移行
第4章 依存と自立をめぐる変化
第5章 余暇とライフスタイル
第6章 後期近代における健康上のリスク
第7章 犯罪と犯罪被害
第8章 政治と参加
第9章 後期近代における認識論的誤謬

著者等紹介

ファーロング,アンディ[ファーロング,アンディ][Furlong,Andy]
グラスゴー大学教育学部教授(「教育と社会的抱摂」講座担当)。若者問題に関する多数の著作・研究があり、国際学術誌『Journal of Youth Studies』編集長を創刊以来務める

カートメル,フレッド[カートメル,フレッド][Cartmel,Fred]
グラスゴー大学社会学・文化人類学・応用社会科学部上級講師。後期近代における若者の生活経験に関する多くの研究プロジェクトに参加

乾彰夫[イヌイアキオ]
首都大学東京/東京都立大学教授

西村貴之[ニシムラタカユキ]
首都大学東京都市教養学部助教

平塚眞樹[ヒラツカマキ]
法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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抹茶ケーキ

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後期近代化や資本主義・雇用形態の柔軟化にともない若者はかつてないリスクにさらされていると言われている。これは一方では真実であるが、他方では虚偽でもある。つまり、後期近代の液状性を実際以上に誇張されることによって近代的な階級構造などの問題が覆い隠され(「認識論的誤謬」)、結果として若者は自助努力を求められるようになり、ますますリスクにさらされるようになっている。みたいな主張。「自己責任論」とかを見ると、日本でも状況は同じような気がする。2017/05/26

かじやん0514

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先進国の若者が同じような困難にさらされていることはよく理解できたし、知った当初は驚いた。しかし、日本の若者の特殊性ってあるのではないか。統計に表れにくいのだろうが。2010/08/05

昌也

0
2009年日本語訳刊行2023/03/25

かーんたや

0
なんでこんなに問題ある西洋を模倣しようとするんだろう2020/12/17

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