内容説明
「ジェンダーを考えることは、自分の生き方を考えること」。“スピリチュアル”なジェンダー論を提唱する著者の、入門テキスト第2弾。前著『はじめて学ぶジェンダー論』では扱えなかった、「性的解放」「性教育」「セックスワーク」「性の商品化」「ダイエット」「中絶」「性暴力(DV、レイプ、セクハラ)」などの諸問題を、自分の足元からリアルな視点で考える。女性解放論(ウーマンリブ)、フェミニズム、女性学、ゲイ・スタディーズ、セクシュアリティ研究など、これまでの思想的営みの成果を引き継ぎ、著者独自の“スピリチュアル・シングル主義”を展開。ジェンダーを乗り越えるために、“多様性”を肯定し、非暴力的なあり方を探る。
目次
1 スピリチュアルでシングル単位なジェンダー論(私のジェンダー論の概略;「ジェンダー」概念について)
2 性(セックス・セクシュアリティ)の解放を考える(セックス、性的解放について;セックスワーク ほか)
3 セクシュアリティ(セクシュアリティに関わる諸問題と基本姿勢;中絶問題 ほか)
4 性暴力から、非暴力とジェンダーについて考える(性暴力とは;DV ほか)
著者等紹介
伊田広行[イダヒロユキ]
1958年生まれ。立命館大学非常勤講師。日本女性学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。