出版社内容情報
ヘイトスピーチ裁判の画期をなす「祖国へ帰れ」は差別で違法との判決。泣き寝入りしない当事者の闘い、「多文化共生のまち」川崎での住民運動の成果である。判決の意義を明らかにし、共生社会実現のための新たな法制度を問う。
[目次]
第1章 ヘイトスピーチと闘うまち、川崎・桜本(石橋学)
第2章 日本におけるヘイトスピーチ対策の現状と問題点(師岡康子)
第3章 ヘイトスピーチ裁判の歴史と「祖国へ帰れは差別」判決の意義(神原元)
第4章 在日朝鮮人にとっての「帰れ」ヘイト(板垣竜太)
第5章 求められる人種差別撤廃法制度(師岡康子)
第6章 「帰れ」ではなく「ともに」(崔江以子)
目次
第1章 ヘイトスピーチと闘うまち、川崎・桜本
第2章 日本におけるヘイトスピーチ対策の現状と問題点
第3章 ヘイトスピーチ裁判の歴史と「祖国へ帰れは差別」判決の意義
第4章 在日朝鮮人にとっての「帰れ」ヘイト
第5章 求められる人種差別撤廃法制度
第6章 「帰れ」ではなく「ともに」
著者等紹介
石橋学[イシバシガク]
1971年生まれ。1994年神奈川新聞社入社。報道部、運動部などを経て2018年から川崎支局編集委員。連載「時代の正体」で2015年度平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞、2016年度JCJ賞、2020年度新聞労連ジャーナリズム大賞特別賞を受賞
板垣竜太[イタガキリュウタ]
1972年生まれ。同志社大学社会学部教授。朝鮮近現代社会史・植民地主義研究
神原元[カンバラハジメ]
1967年生まれ。弁護士。自由法曹団常任幹事。神奈川県弁護士会所属。武蔵小杉合同法律事務所代表
崔江以子[チェカンイジャ]
在日コリアン3世。基本的人権尊重の精神にもとづき、差別をなくし、ともに生きる地域社会を創造していくため設置された「川崎市ふれあい館」に勤務。2016年3月、国会・参議院法務委員会にてヘイトスピーチの被害について参考人陳述。2020年東京弁護士会人権賞受賞
師岡康子[モロオカヤスコ]
弁護士。東京弁護士会外国人の権利に関する委員会人種差別撤廃PT委員。外国人人権法連絡会事務局長。人種差別撤廃NGOネットワーク共同世話人。国際人権法学会理事。早稲田大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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