出版社内容情報
経済成長イコール“豊かさ”という神話を克服し、私たちを真に幸福にする社会を構想する時がきた。食、時間、農などさまざまな視点で「もうひとつの世界」=GHN(国民総幸福)実現に取り組む10人の提言。
内容説明
GNP(国民総生産)からGNH(国民総幸福)へ。持続可能な“豊かさ”を構想するための全10話。
目次
1 スローライフとGNH―ホンモノの「豊かさ」に向かって
2 関係性喪失の時代―幸せの条件、不幸せの背景
3 経済成長から生活の充実へ―GDPの経済学を見直す
4 時間をめぐる豊かさと貧しさ―「時間がない!」社会の謎
5 グローバルからローカルへ―ラダックに学ぶ幸福への道
6 スローフードという豊かさ―イタリアの食文化に学ぶ
7 農村の暮らしとGNH―東北のおじいちゃんおばあちゃんに学ぶ
8 いのちを産み育てる幸せ―子どもに教えられる豊かさ
9 若者よ、旅に出よう―豊かなつながりの世界へ
10 「つくる」喜びをとりもどす―豊かさという神話を超えて
著者等紹介
辻信一[ツジシンイチ]
文化人類学者、環境運動家。16年の北米での海外生活を経て、明治学院大学国際学部教授。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表やNGOナマケモノ倶楽部世話人として、「スロー」「GNH」などをキーワードに、数々の環境文化運動や環境共生型ビジネスに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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里馬
5
先日道を訊かれた。海外の方に「英語話せる?」って。僕は自信は無かったけど,一応「A little」ってはにかんだ。携帯を渡され、ヒスフレンドのおじさんの話を通訳しろと。受話器からは群馬アクセントか電波障害か何言ってるかほぼわかんない。マダムに替わってもらうと警察署の近くのガソリンスタンドでウェイトしてるとの事。でもイマイチガソリンスタンドの場所が思い浮かばない。英語スピーキング、日本語リスニング、地図脳内ライティングどれも苦手だという三重苦。クルマにナビ着いてたからオールオッケーだよなあと思う事にする。2010/02/15
メルセ・ひすい
0
10. 青32 説得力ない 持続可能な「豊かさ」を構想するための全10講。さまざまな背景をもつ講師陣が、GNH(国民総幸福)というキーワードに導かれつつも、それぞれの異なる視点から「豊かさ」を問い直す。2008/09/21
klein_leaf
0
サティシュクマール氏の章(豊かなつながりの世界へ)は興味深い2009/02/14
izumingo
0
不況不況のまさに今現在の社会で、助けになるかもしれない一冊。いろいろなジャンルの10人が、それぞれの角度から、平和でストレスがなく、誰もが自分の人生を楽しんでいく方法、地球を大切に、どう持続していくかなどを述べている。お金が目的ではなく、人生を楽しむことを目的に生きていきたい。2009/01/14