内容説明
1859年、下総国に出られた山崎弁栄上人はひじょうに徳の高いことで知られ、その人格と教えに接した人々によって弁栄聖者と尊称される。上人は、従来方便と対機説法に満ちていた浄土教、仏教を、科学文明が進んだ現代にふさわしい真実説を軸に展開。本書では、来たるべき宗教意識の一大転回の肝要が平易に説かれている。上人最晩年の講話録。
目次
横浜久保山の光明寺での講話
当麻山無量光寺での授戒会の講話
時々承った話を集む
京都知恩院山内勢至堂別時
三月別時の夜の講話
京都市中井宅での講話
京都市恒村医院にて
黒谷瑞泉院別時での講話
七月別時(瑞泉院・恒村医院での講話)
当麻山無量光寺別時での講話
信州唐沢山阿弥陀寺別時における講話
京都知恩院山内勢至堂別時