出版社内容情報
メリトクラシーの原理が揺らぐ現在、いかなる「能力」を身に付ければ「まともな」処遇が約束されるのか。10の論考を通じ、現代人を不安に駆り立てる「能力」概念を検証する。現代社会の労働を多角的に描く新シリーズの第一巻。
目次
序章 ポスト近代社会化のなかの「能力」
第1章 企業内で「能力」はいかに語られてきたのか―評価・賃金制度をめぐる言説の分析
第2章 公務職場における「ポスト近代型能力」の要請
第3章 高卒フリーターにとっての「職業的能力」とライフコースの構築
第4章 若者移行期の変容とコンピテンシー・教育・社会関係資本
第5章 ポスト・フォーディズムの問題圏―対抗的創造性の理念
著者等紹介
本田由紀[ホンダユキ]
1964年生まれ、東京大学大学院教育学研究科教授(教育社会学)。主著に『多元化する「能力」と日本社会』(NTT出版、第6回大佛次郎論壇賞奨励賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 源氏物語 表現の理路
-
- 和書
- 感性のバケモノになりたい