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内容説明
二一世紀を目前に、情報環境は大きく変わり、とりわけ、放送をめぐる動きは、マルチメディア、多チャンネル化、デジタル化など技術面・産業面で急激な変化をとげ、さらに電波は国境を越え、放送事業に国際資本が流入してきている。二一世紀を前に、ビジネスとしての放送活動に目を奪われがちであるが、放送行政のあり方、そして「放送の自由」はだれのために、なんのために行使されるのか、そして二一世紀における放送文化はどうあるべきなのかを追求する視点を構築することが、われわれに課せられている。本書では、以上の疑問や課題を提示しつつ、いまある問題点からあるべき将来像を探求していく。
目次
第1部 検証 揺れる日本の放送界(テレビ報道に何が問われているか;マードック旋風と日本の放送界;TBSビデオ問題とは何だったのか ほか)
第2部 報道・制作現場の検証(民放報道・制作現場の悩みと課題;ワイドショーの制作構造と制作技術;NHKの番組制作で何が起こっているか ほか)