地域主権という希望―欧州から杉並へ、恐れぬ自治体の挑戦

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地域主権という希望―欧州から杉並へ、恐れぬ自治体の挑戦

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272211289
  • NDC分類 318.236
  • Cコード C0031

出版社内容情報

[推薦]
岡野八代さん(同志社大学教授、『フェミニズムの政治学』著者)
和田靜香さん(ライター、『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』著者)

政治経験ゼロから杉並区長となった著者が、世界各地で起きている自治体からの変革=ミュニシパリズムの実例を紹介。新自由主義による地域経済と政治の劣化に歯止めをかけ、足元から公共と民主主義を再生する希望の指針を描く。

[目次]

序章 杉並区は「恐れぬ自治体」をめざす

第1章 ミュニシパリズムとは何か

第2章 新型コロナパンデミックと「公共」の役割

第3章 気候危機に自治体として立ち向かう

第4章 「もうひとつの世界」はもう始まっている

おわりに

内容説明

地べたから、私たちの民主主義を始めよう。異色の経歴と先進的な政策で注目の杉並区長が、奪われ続けてきた“公共”の回復のために、ヨーロッパで広がる“地域主権主義”の息吹を伝える。

目次

序章 杉並区は「恐れぬ自治体」をめざす(なぜ区長選挙に出馬したのか;“対話”を基調とした手づくりの選挙運動 ほか)
第1章 ミュニシパリズムとは何か(世界各地で急成長するミュニシパリズム;ミュニシパリズムとEU―資本の論理と公共のせめぎあい ほか)
第2章 新型コロナパンデミックと「公共」の役割(コロナ騒動のなか、あえて難民危機と国家について考える;コロナ危機下で人々の暮らしをどう守るのか ほか)
第3章 気候危機に自治体として立ち向かう(自治体からの異議申し立て―地域主権のグリーン・リカバリーへ;住民の権利と脱炭素社会へ、行動する自治体 ほか)
第4章 「もうひとつの世界」はもう始まっている(フランス地方選挙で起きた「躍進」―市民型選挙の戦い方を学ぶ;保守政治を打ち破り、分断を越えるための草の根の拠点 ほか)

著者等紹介

岸本聡子[キシモトサトコ]
1974年東京都生まれ。環境NGOを経て欧州に移住、アムステルダムを本拠地とする政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所(TNI)」に所属。新自由主義や市場原理主義に対抗する公共政策、水道政策のリサーチおよび世界の市民運動と自治体をつなぐコーディネイトに取り組む。2022年6月、杉並区長選挙に立候補し187票差で現職に勝利、杉並区初の女性区長となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

49
多くの懸念を残しながら、コンセッション方式を含む改正水道法が成立…これに対して福井県議会は「水道法改正案の慎重審議を求める意見書」、新潟県議会は「水道民営化を推し進める水道法改正案に反対する意見書」を提出/本論と全く関係がないのですけど、福井県議会の意見書の件はびっくりだな。一体誰のイニシアチブ?新自由主義への懐疑、抵抗が旧来型保守地域で根強いのは、コロナ対策等での各自治体の動向を見て感じている事ですがここにも一つ。2024/02/20

007 kazu

30
件の杉並区長が、欧州での研究所勤務の経験から欧州で起きている市民主導による地方自治の隆盛を解説。ケーススタディの形での解説が分かりやすく、シンプルに欧州で起きていることがわかる興味深い内容である。移民問題を背景とした極右勢力の拡大やEU単一市場による資本の暴走に対する反動という側面が大きいと解釈。著者がいうとおりミニシュパリズムは一義的な定義は難しいが①衣食住という市民の最低限の生活②移民など弱者になりうる人たちの生活を保障する施策の2点が大きな特徴であろう。(続く) 2023/07/23

おいしゃん

16
【2024-38】土地勘も経験も人脈もない中から、杉並区長に見事当選した著者。自身を取り上げた映画を見て、気になり手に取ったが、想像以上にアカデミックで、こういう人が首長だと心強いだろう。2024/03/05

buuupuuu

15
2019年から21年にかけて、ウェブマガジンに発表された記事をまとめたもの。欧州でのミュニシパリズムの動向について報告している。民間の企業等は、高く買ってくれる相手に向けて、儲けるために商売をする。これは市場の理屈であるが、そのとき住民が置き去りにされてしまうことがある。水道、エネルギー、住居、食、ケア、環境等、市場が保障できないのであれば、公共がそれらを保障する必要がある。そしてそれらは、権威的にではなく民主的にコントロールされなければならない。ミュニシパリズムとはそのような取り組みだと言えるだろう。2023/07/17

二人娘の父

10
突然の杉並区長への就任で「時の人」となった著者が、ベルギー滞在中にレポートしたものをまとめた著作。氏が欧州の「ミュニシパリズム=地域主権主義」からどんなことを学び取っているのかの一端を学ぶことができる。日本の中央集権的な地方自治に慣れている我々には、「一体なんのこと?」というお話が続く。しかし現状を少しで良くしようと考えたとき、既存のリベラル政党や組織に関わる人々は、この視点抜きには変革は語れなくなるであろう。なお杉並区での実践について知りたい、という方にはやや肩透かし(記述は少ない)になるのでご注意を。2024/01/14

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