出版社内容情報
集団的自衛権と憲法との関係は? 行使を認めるとどうなる? 中国・北朝鮮の脅威に備えに必要か。問題の全体像をすっきり整理。
なぜ集団的自衛権が問題になっているのか、憲法との関係は? 集団的自衛権とはそもそも何? 行使を認めるとどうなる? 中国・北朝鮮の脅威に備えるために必要か、などの疑問に答えて問題の全体像をすっきり整理する必読の本。
はじめに
?T 「集団的自衛権」のここが知りたい
Q1 「集団的自衛権」ってそもそも何だっけ?
Q2 権利である以上、行使できるのは当然だろう。集団的自衛権について、行使できる、できないという議論があるのはどういうわけ?
Q3 湾岸危機・戦争以来、「軍事的国際貢献」ということが言われるようになったのはなぜ?
Q4 なぜ今「集団的自衛権の行使」ということが問題になるのだろう?
?U 自衛権と集団安全保障
Q1 「自衛権」とはどういう権利なのか?
Q2 「集団安全保障」とは何もの?
Q3 「集団的自衛権の行使」と「軍事的国際貢献」「集団安全保障」とはどういう関係なのかな?
?V 日本国憲法と集団的自衛権
Q1 憲法第9条と自衛権・自衛隊は矛盾しないのか?
Q2 「集団的自衛権の行使」は憲法違反なの?
Q3 「日米安保体制」って何?
Q4 集団的自衛権の行使を認めると何ができるわけ? 認めない場合はどんな問題が出てくるの? それとも認めない方が良いわけ?
終わりに
【著者紹介】
1941年生まれ。政治学者。外務省勤務後、東京大学教授、日本大学教授、明治学院大学教授を経て、2011年まで広島市立大学広島平和研究所所長。著書に『「国連中心主義」と日本国憲法』(岩波ブックレット)、『集団的自衛権と日本国憲法』(集英社新書)『戦争する国しない国~戦後保守政治と平和憲法の危機』(青木書店)など。
目次
1 「集団的自衛権」のここが知りたい(「集団的自衛権」ってそもそも何だっけ?;権利である以上、行使できるのは当然だろう。「できる・できない」の議論があるのはなぜ?;湾岸危機・戦争以来「軍事的国際貢献」ということが言われるようになったのはなぜ?;なぜ今「集団的自衛権の行使」が問題になるのだろう?;安倍政権が「集団的自衛権の行使」に熱心なのはなぜ?)
2 自衛権と集団安全保障(「自衛権」とはどういう権利なの?;「集団安全保障」とは何もの?)
3 日本国憲法と集団的自衛権(憲法第九条と自衛権・自衛隊は矛盾しないの?;「集団的自衛権の行使」や「国連の集団安全保障体制への軍事的参加」は憲法違反なの?;「日米安保体制」って何?;「集団的自衛権の行使」を認めると何ができるわけ?―認めないと何か問題になるの?それとも認めないほうがよいわけ?)
著者等紹介
浅井基文[アサイモトフミ]
1941年生まれ。外務省条約国際協定課長、アジア局中国課長、駐英公使などを歴任。東京大学教養学部教授、日本大学法学部教授、明治学院大学国際学部教授をへて、2005年~2011年まで広島市立大学広島平和研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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