内容説明
50年代のさまざまな社会運動(全面講和、基地反対、原水爆禁止、労働争議、サークル運動など)の分析を通じて、今日の民主主義破壊(=改憲政策)に対抗するための新たな社会運動の課題を探る。
目次
1 一九五〇年代の社会運動の歴史的位置(戦後社会運動史研究の方法と課題;戦後労働争議史研究の方法と課題―「戦後民主主義」と社会運動の視点から;総評の結成と左転換―戦後民主主義の担い手への道)
2 一九五〇年代における社会運動の展開(全面講和の論理と運動―日本平和推進国民会議を中心に;ストックホルム・アピール署名運動とその歴史的背景;「内灘闘争」と抵抗の「声」;戦後平和運動の市民運動的形成―大阪の初期原水禁運動の担い手に着目して;一九五〇年代のサークル運動と労働者意識―東亜紡織泊工場「生活を記録する会」にそくして;女性教員の要求と運動―一九五〇年代前半・全国婦人教員研究協議会を中心に;初期『社会主義』と社会主義協会―一九五一‐一九五三年)
著者等紹介
広川禎秀[ヒロカワタダヒデ]
大阪市立大学名誉教授
山田敬男[ヤマダタカオ]
労働者教育協会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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