内容説明
皇室典範に関する有識者会議は、女性・女系天皇容認に踏み切った。だが待てよ、と著者は言う。一人の女性の、敢えて言えば「犠牲」によって天皇制を存続させようとするのは、もってのほかだ。高齢による天皇の退位は議題にすらならなかった。いま考えなければいけないのは、こういう制度がこれからも必要なのかということだ。元宮内庁記者の体験を通して、日本人にとっての「天皇」「皇室」とは何かを根源的に問い直す。
目次
憂雅なり宮内庁記者
天皇家の花嫁の条件
美智子皇后の素顔と良子皇后の不機嫌
小説「美智子さま」連載中止の謎
美智子妃・狂乱、明仁皇太子の愛
憲政の神様の予言
そんな質問をしてはいけない
天皇の「人間宣言」に怒りの元少年兵
陛下は反省の機会を永久に失った
昭和天皇の実質的な政治行為
「東条は本物」と昭和天皇
昭和天皇の自己弁護
封印された天皇の戦争責任
昭和天皇は戦後も大元帥だった
米国人の昭和天皇論
貴族あれば賎族あり―住井すゑのこと
一九六〇年…ある季節
明仁さん、美智子さん、皇族やめませんか?
著者等紹介
板垣恭介[イタガキキョウスケ]
1933年生まれ。東京都立小山台高校、早稲田大学政経学部(のち除籍)を経て、1957年共同通信社入社。社会部デスク、警視庁キャップなどを歴任。1993年退職後、早稲田セミナーでマスコミ志望の学生の作文指導にあたり、ラジオ大阪のニュース解説者を務める。現役時代から愛称イタさんで親しまれ、その毒舌、江戸っ子の語り口のような小気味良い文章が評判の名物記者だった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なな
kid_luckystrike
のうみそしる
犬丸#9