内容説明
90年代日本社会を巻き込む帝国主義的再編。「リストラ」と「規制緩和」の名のもとに生活・労働・教育の諸領域で何が起こっているのか。
目次
第1部 90年代日本社会の再編成と生活問題(企業社会体制の転換が生活にもたらす変化と困難;企業社会体制下の矛盾とその展開 ほか)
第2部 日本的労使関係の現段階と年功賃金(「21世紀経営戦略」と日本的労使関係の現段階;年功賃金の成立と諸類型 ほか)
第3部 現代の階級構成と労働者状態
第4部 企業社会の再編と教育の競争構造(1960年代における支配的競争秩序の形成;競争秩序変容の再編期としての70年代後半以降 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
2
1997年3月10日発行(1997年6月10日、第2刷)。23年前の発行。一部、以前読んだ形跡はあったが、やっと第3巻まで読み終えた。内容は、第1部「九〇年代日本社会の再編成と生活問題」(中西新太郎)、第2部「日本的労使関係の現段階と年功賃金」(木下武男)、第3部「現代の階級構成と労働者状態」(鷲谷徹)、第4部「企業社会の再編と教育の競争構造」(乾彰夫)という構成。最も興味深かったのは、木下論文で触れられている、年功賃金などの日本型労使関係の歴史。戦前との連続性があることを教えられた。2020/02/26
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