大阪経済大学研究叢書
投下労働量計算と基本経済指標―新しい経済統計学の探究

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 341p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784272111206
  • NDC分類 331.19
  • Cコード C0033

出版社内容情報

古典派経済学やマルクスが重視した「投下労働量」の概念を応用して、経済成長率、生産性など基本経済指標の新しい測定方法を提示。

古典派経済学やマルクスが重視した「投下労働量」の概念を応用して、経済成長率、購買力平価、生産性、といった基本経済指標の新しい測定方法を提示する。日本・中国・韓国について実際に測定結果を示し、国際比較もおこなう。

第I部 投下労働量計算とは何か
第II部 投下労働量計算と経済成長率計測・国際経済規模比較
第III部 投下労働量計算と生産性の計測
第IV部 投下労働量計算と剰余価値率・利潤率

【著者紹介】
1944年生まれ。大阪経済大学経済学部特任教授。専門は経済統計学。ILO国際労働問題研究所客員教授、経済統計学会会長などを歴任。著書に『剰余価値率の実証研究』(法律文化社)などがある。

内容説明

古典派経済学やマルクスが重視した「投下労働量」の概念を応用することにより、いくつかの重要な経済指標について、従来と異なる優れた測定方法を提案する。日本・中国・韓国について実際に測定した結果も示す。

目次

第1部 投下労働量計算とは何か(投下労働量計算の目的;投下労働量の計算方法;投下労働量計算と生産の境界について)
第2部 投下労働量計算と経済成長率計測・国際経済規模比較(投下労働量計算と経済成長率の計測―日本2000‐05年の経済成長率計測を例に;購買力平価・実質値産業関連表と経済規模の国際比較―日中韓2000年を対象に;購買力平価に関する若干の論点について―松川太一郎氏のコメントに答える)
第3部 投下労働量計算と生産性の計測(全要素生産性と全労働生産性―日本の生産性上昇率を例に;生産性計測とキャピタルサービス;付加価値生産性と全労働生産性;全労働生産性による中国の部門別生産性上昇率の計測;産業別生産性水準の日韓比較)
第4部 投下労働量計算と剰余価値率・利潤率(剰余価値率の推計―日本1980‐1990‐2000年;生産価格と均等利潤率の計算―日本1980‐1990‐2000年;剰余価値率の実証研究をめぐる若干の論点―東浩一郎氏の批判に答える)

著者等紹介

泉弘志[イズミヒロシ]
1944年生まれ。京都大学経済学部卒業、同大学大学院経済学研究科博士課程修了、京都大学博士(経済学)。大阪経済大学経済学部専任講師、助教授、教授を経て、2012年より同大学特任教授。専門は経済統計学。New York大学客員研究員、ILO国際労働問題研究所客員教授、経済統計学会会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品