内容説明
電力企業はいま、大きな岐路に立たされている。チェルノブイリ事故以来の反原発運動の世界的な高まり。地球温暖化防止の国際的ルールづくりの推進。電力以外のエネルギー源との価格競争の激化や企業の自家発電ブーム。低落する企業イメージ。電力需要がますます増大する中で、公益事業としての電力各社は、これらの対策に懸命である。世界一の民営電力会社・日本の電力業界のトップ企業である東京電力は、いかに対処しようとしているか。
目次
第１章 世界一の民営電力会社・東京電力
第２章 電力産業と東京電力の高成長
第３章 東京電力の「電源ベストミックス」と原子力発電
第４章 「エネルギー高価格時代」と電気料金
第５章 電力産業と東京電力の経営的特質
第６章 東京電力の労務管理と労使関係
第７章 東電労組の労使協調・原発推進路線
第８章 電力産業と東京電力の将来
