内容説明
人は「退職・老い・難病・事故」にいかに対応するのか。また、人は何に熱中する対象を求めて生きるのか。17年3ケ月を共にした柴犬ペロの思い出を、同時期に展開された国際交流の活動や、難病との闘いや、ユダヤ研究と織り交ぜて綴る。人と犬の絆には、神秘性が認められるかもしれない。
目次
ペロの我が家での一日目
飼い始めの日々
最初の走り
春を迎える時期とそれ以降
ペロにとって二度目の冬
犬の立場
大きな変化
逃亡三回
ペロは命の恩人
ちょっとした工夫
世紀末の暗さ
ついに二十一世紀
行く手の光と影
悲喜こもごも
国際交流の明け暮れとペロの成長
広大な宇宙の中で人や犬の営み
サンタ・バーバラの思い出
ペロの入院と、母の病気
職務を果たす人たち
難病患者としていかに生きるか〔ほか〕