文春文庫
歴史をさわがせた女たち 庶民篇 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167200459
  • NDC分類 281
  • Cコード C0195

出版社内容情報

歴史の裏側をのぞいてみると、名もない女たちがいきいきと暮らしていた! その見事な生きっぷりを、ユーモラスに描く名著の新装版。

内容説明

歴史の裏側をこっそりのぞいてみると、庶民の女たちがいきいきと暮らしていた!大勢の子分を引き従えた女盗賊、丸々と太った女金貸し、男三人を手玉にとるプレーガール、九州から日光まで旅したマダム…。歴史から掘り起こされた「名もない女たち」のみごとな生きっぷりをユーモラスに描く、これまでの固定観念を覆す名著。

目次

プロローグ―意外篇
しごとの手帖―職業篇
カネの世の中―金銭篇
マイホーム今昔―家庭篇
悪事の蔭に―犯罪篇
男と女の風景―愛欲篇
埋もれた語り部たち―才女篇
エピローグ―古今評論篇

著者等紹介

永井路子[ナガイミチコ]
大正14(1925)年、東京に生れる。東京女子大学国語専攻部卒業。小学館勤務を経て文筆業に入る。昭和40年、「炎環」で第52回直木賞受賞。57年、「氷輪」で女流文学賞受賞。59年、第32回菊池寛賞受賞。63年、「雲と風と」で吉川英治文学賞受賞。平成21年、「岩倉具視」で毎日芸術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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金吾

29
○日本の歴史の中の女性のイメージが変わります。貞淑、夫唱婦随、女は三界に家なしは江戸・明治で作られたもので実際はもっとのびのびとしていたと言う話は古来日本人は陽気だったというイメージを持っている自分にとってはしっくり来る話でした。それぞれの切り口もいい感じであり面白かったです。2023/01/13

しゅわ

10
歴史小説家・永井路子さんによる「歴史をさわがせた~」シリーズ。いままでは歴史に名を残した有名な女性をとりあげていましたが、今度はあまり知られていない庶民の素顔に迫る一冊です。意外篇、職業篇、金銭篇、家庭篇、犯罪篇、愛欲篇、才女篇、古今評論篇…とテーマにわかれ、庶民達のタクマシイ生き方を垣間見ることができる一冊となっています。ラストの「評論篇」は古今の男達による「女性論」を集めています。まとめて読んでいると、なかなか面白いですね。2013/06/13

kanako

7
名前も伝わっていないような、ごくあたりまえに生きた女性たちのエピソード。自分と1番近い場所で生きてきたに違いない彼女たちの話は、興味が尽きませんでした。歴史の積み重ねの果て、時間の流れが確かにあると感じられるように思います。2011/06/28

りゅっく

3
シリーズ人気化したのでついに名もなき庶民派へ。これもまた面白い!1989/12/30

かおり

3
女性はいつの時代でも男性にも負けず劣らず逞しいと感じるお話でした。 女性として希望が持てます☆2010/07/07

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