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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりぱい
7
「レイディ・モーティスフォント」に呆然。養女をめぐる利己的な欲望がえげつない!谷崎が惚れ込んで翻訳までし、『春琴抄』を書くに至った「グリーブ家のバーバラ」もまた身分違いの結婚の結末がえげつなく・・。そんな、衝動的な行動に走る世間知らずの娘だとか、因習の犠牲になる女性たちの物語でありながら、それを順に語る(チョーサーっぽい構成)のが全員男なので、やはりというか最後は男性に同情する意見が出る。といっても、逆らえない慣習は辛くとも、エゴ丸出しな女性も多く、痛ましいと思う間もなくどれも簡潔にまとまっていて面白い。2011/10/20
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