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内容説明
裁判は弁護側の思惑どおりに進んだ。野心家の検事が繰り出した隠し玉を粉砕し、被告の証言を裏付ける証人を見つけ出すことにも成功した。撃ったのは少女だ―陪審員の全員が納得した様子だった。弁護側は勝利を確信した。だが、その後の成り行きは二人の弁護士はもとより、誰にも想像さえつかない展開になった。やがて、前代未聞の法廷第二幕の幕が切って落とされる!現役弁護士が30年の歳月をかけて書き上げた、正統派リーガル・サスペンスの珠玉作。
著者等紹介
キャンベル,ゴードン[キャンベル,ゴードン][Campbell,Gordon]
ユタ州ソルトレイク・シティー在住の弁護士。米国法廷弁護士委員会委員。米国法廷弁護士学会フェロー。自らの体験をもとに30年かけて『逆転立証』を執筆し、65歳で作家デビュー。アメリカ探偵作家クラブ最優秀新人賞の最終候補作となった
越前敏弥[エチゼントシヤ]
1961年、石川県金沢市生まれ。東京大学文学部国文科卒。文芸翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒサヒサ
1
書かれてから30年経っているとは思えない新鮮さを感じさせます。法廷ものの中でも秀作だと思います。まだまだこういう作家がいくらでも出てくるところにアメリカの奥深さを感じます。次作品はどうなるのでしょう。その点も楽しみです。2013/02/14
rudolf2006
1
一つの殺人事件で、二つの無罪、有り得そうもない設定ですが、なるほどと読ませるところがありますね、犯人像がはっきりしないというか、曖昧であるところもあるかもですね〜▼・。・▼2013/01/03
ALBA
1
原告と被告の両方を弁護し、両方で無罪を勝ち取るにはどうすればいいのかの裏ワザを扱った法廷小説。誰が悪いのか、それはアイツだ!と言う暴露が奇をてらっていて面白かった。現職の弁護士の著者が30年前に書いた800ページの大著を300ページにコンパクト化したそうで、そういう内幕も面白い。デビュー作でここまで書ければ十分だと思います。2012/12/20
ウ・トポス
1
昏睡状態の娘が犯人だと立証して、母親の裁判では見事無罪を勝ち取ったものの、今度は娘が起訴される事に・・・。 さあ、どうやって今度は言いくるめる?2012/11/21
非出来
0
☆☆2015/11/21