集英社コバルト文庫<br> 骸骨騎士団の、王女に捧げる過剰な忠愛

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集英社コバルト文庫
骸骨騎士団の、王女に捧げる過剰な忠愛

  • ISBN:9784086080118

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内容説明

日陰の王女として、王都の片隅で夜な夜な畑仕事に精を出す〈幽霊姫〉ユナリア。ユナリアを疎む王妃に捕らえられそうになったところを、俺様口調の謎の騎士に救われる。彼の正体は、不死の軍団〈骸骨騎士団〉を率いて主に絶大な権力をもたらす黒騎士ルシアン。王族誰もが彼の忠誠を望む中、ルシアンは強引にユナリアと主従関係を結ぶ。突然骸骨騎士の主にされてしまったユナリアの運命は…!?

目次

第一章 押しかけ騎士とご主人様
第二章 調教って何ですか
第三章 皆で勝利する、そのために
第四章 あなたに捧げる、真実の誓い
終章 そして姫と騎士は
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

46
この人の書くお年寄りは本当にしたたかで可愛いなあ。体力がないなら知恵を出せな感じでした。腐敗したゾンビの騎士団、逃げ回ってる王様、そして鍬を持って討ち入りに来るお姫様。(決意のシーンでは小玉スイカを抱えている!)コメディなホラーですよ!理由合って日陰の身の王女様が自信を取り戻していく物語。可愛いお話かと思えば、結構ヘビーにバックグラウンドがありました。それ故に残される妹のこともちゃんと気にして彼女の人生も健やかであるように配慮できる。そんな王太子のサポートがあるからこそ父王の治世も健やかに栄えたのでしょう2017/07/15

瀧ながれ

34
離宮に追いやられ、老いたわずかな従者とともに、ほとんど自給自足の生活をおくっている王女。王家の人間から主人を選び、国を守護するという伝説の黒騎士(骸骨による騎士団つき)が、その清貧の王女を気に入ってしまった。…ヒロインが、はかなげな印象とたくましい精神を併せ持った好感が持てる人物で、黒騎士や骸骨たちが気に入るのも納得。骸骨たちも彼女に感化されて、なんだか愛らしいリアクションをみせるのが楽しかったです。敵役がちゃんと悪いことしてるのも、物語としてわかりやすくてよかったな。2016/08/23

ダージリン

29
幽霊姫と呼ばれるほど零落していたユナリアのもとに、骸骨騎士団率いる俺様な黒騎士ルシアンに忠誠を誓われることからのドタバタが面白かった! 爺や老女官、シスコンの異母兄、骸骨騎士たちなど味のあるキャラクターが良いですね~。2016/08/11

ぐっち

28
爺たちが可愛い!!そして爺たちより年寄り扱いのヒーローも可愛い!なかなか面白かったので、シリーズ化もあるといいのだけど・・・。2016/08/15

ミィ

18
日陰の王女として、王都の片隅で夜な夜な畑仕事に精を出す〈幽霊姫〉ユナリア。王妃に捕らえられそうになったところを、俺様口調の謎の騎士に救われる。彼は黒騎士のルシアンで、強引に主従契約を結ばされることになる。軽めの甘いものが読みたくなって。今の気分にぴったりな可愛いお話でした。俺様口調なのに実は情が深いヒーロー、良い。2016/08/18

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