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内容説明
アメリカで3番目に貧しい地区に生まれた黒人少年マイケル・オアー。父親の顔を知らず、母親はコカイン中毒。そんな劣悪な環境で、11もの小学校を転々として育った彼に、やがて転機が訪れる。裕福な白人家庭が彼を養子にすることを決意したのだ。愛する家族を得たマイケルは、天与の体格と抜群の運動能力を活かし、フットボールの才能を開花させていく…。『マネー・ボール』の著者による感動のスポーツ・ノンフィクション。映画「しあわせの隠れ場所」原作。
著者等紹介
ルイス,マイケル[ルイス,マイケル][Lewis,Michael]
アメリカを代表するベストセラー作家のひとり。ルイジアナ州ニューオリンズ生まれ。プリンストン大学で美術史の博士号を、また、ロンドン大学で経済学の修士号を取得。3年間勤めたソロモン・ブラザーズを辞めた後、債券セールスマンとしての体験をもとに書いた『ライアーズ・ポーカー』でデビュー。世界的なベストセラーとなる
藤澤將雄[フジサワマサオ]
1993年、ニューヨークのフォーダム大学卒業。90年から2000年までの10年間をニューヨークで過ごす。ホテルのフロント業務、外語学校の講師などを経て翻訳家に。金融、スポーツに精通(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
在賀耕平
1
スーパーボウル観戦の前にアメフトの戦術史を軽くおさらい。マイケル・ルイスは書くのうまいな。2015/01/25
在賀耕平
1
映画「幸せの隠れ場所」の原作。しかし映画は、この本の半分しか映画化していない。 この本で書かれているのは、マイケルオアーとその家族の物語、そしてアメフトの戦術が、天才的な選手やコーチによって塗り替えられていくという歴史である。 マネーボールも面白かったが、この本も相当におもしろい。早くNFLのシーズンがこないかな。 2014/05/27
リEガン
1
09年NFLのボルチモア・レイブンズに1巡目指名されたマイケル・オアーの、そこまでに至る驚きのエピソードを綴ったノンフィクション。「マネー・ボール」も興味深く読んだが、丁寧な取材の積み重ねによるマイケル・ルイスの筆力には惹き込まれる。“ホームレス高校生”マイケルを支えたリー・アンを演じて、サンドラ・ブロックがオスカーを獲得した映画「しあわせの隠れ場所」はなかなかに面白かったが、それでも原作を読んでから観た方が正解だろう。2012/09/21
Mirunovic
0
「マネーボール」の著者ですね。情報が細かくて説得力があります。アメフトには明るくないのですが、戦術面や選手の役割の変化など、他球技と共通する点を感じられました。アメフト好きな方にはお勧めできます。2016/02/28
ore
0
大変おもしろい本。OLだったので贔屓目かもしれないが。アメリカと日本の社会が全然違うものだということを思い知った。2014/01/24