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- > ランダムハウス講談社文庫
内容説明
１８世紀イギリス―悪事を繰り返すドレイトン男爵の城に囚われたメグ。醜い容姿で、「ぼんやりメギー」と呼ばれ、誰からも相手にされず暮らす彼女は、あるとき森で真っ白なユニコーンに出くわす。吸い寄せられるように彼女に身を委ねてきたその優美な生き物に、メグは体の奥が熱くなるような初めての感覚を覚えた。そのとき、ユニコーンが仕掛けられた罠にかかってしまい…。「魔導師」たちを描いたロマンス、続篇。
著者等紹介
パトニー，メアリー・ジョー［パトニー，メアリージョー］［Ｐｕｔｎｅｙ，Ｍａｒｙ Ｊｏ］
ニューヨーク・タイムズ紙、ウォールストリート・ジャーナル紙、パブリッシャーズ・ウィークリー誌のベストセラーリスト常連作家。大学では１８世紀文学と工業デザインの学位を取得し、卒業後デザイナーとして活躍するも、１９８７年に作家デビュー。これまでに９作品がＲＩＴＡ賞最終候補となり、そのうち２回受賞。ゴールデン・リーフ賞では、ベスト・ヒストリカル・ロマンス賞を４回連続で受賞。また、ロマンティック・タイムズ誌のキャリア・アチーブメント賞や、Ｒｏｍａｎｃｅ Ｒｅａｄｅｒ、Ａｌｌ Ａｂｏｕｔ Ｒｏｍａｎｃｅなどのオンラインサイトでも数々の賞を受賞している。全米図書館協会が選ぶ「年間ロマンス小説ベスト５」にも４回選ばれている。メリーランド州ボルティモア在住
上中京［カミナカミヤコ］
関西学院大学文学部英文科卒。翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
12
ぼんやりメギーと言われ、下働きさせられていた娘がユニコーンにであっってどちらも魔法が解けると・・と言う話再読。最初は楽しいけれど魔法の話になるとなんか私がぼんやりしてしまう2018/06/08
romance_holic
3
今宵、魔法をかけて スピン。バリスター卿と行動を途中まで共にした人物が今回のヒーロー。 今回は、ヒーローが敵の術中にはまり、ユニコーンに変身！ ファンタジー。変身という異能力を発揮していますから、パラノーマル作品とも言えるかも。主人公ふたりにはお互いに惹かれあう絆のようなものが最初からあるにもかかわらず、ユニコーンの呪いを解くには処女の血が必要だということで、ずっとジレンマ状態のヒーロー（笑）。 今回のヒロインは魔法で奴隷にされていて、パトニーの虐待された人物への関心や問題意識が強く感じられました。2012/02/17
たまきら
3
ぼんやりメギーとさげすまれ、誰にも相手にされないヒロインがユニコーンに出会って…？ロマンスよりも、魔法と言う設定について行けるアンテナがないと、受信がむずかしい内容です。前作の方が歴史にも満足できて好みですが、こちらもなかなか。特に産業革命前夜の、「庶民が力を持つ」ことへの人々の受け取り方の描写が面白かったです。彼女が住み、私も学生時代を過ごしたボルティモアは、港湾都市として栄えていくことになるので、そのあたりも彼女の手で何か文章にしてもらいたいな、と思いました。2014/08/25
yura
2
面白かったあ！ファンタジー部分も濃厚で、しっかり練られていて、どう展開するのかどきどきしたどきどきさせてもらったし、二人とも一線を越えたいのに、ある事情で絶対にそれはできないという美味しい設定もよかった。2011/12/21
矢田ふみえ
1
魔法の世界を理解するのは、むつかしいけどおもしろかったよ。2017/02/10
