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- > ランダムハウス講談社文庫
内容説明
クリスティーナは背筋に冷たいものが走るのを感じながらも、万全の準備を整えていた。貢ぎ物を取り立てに館に乗り込んできたスコットランドの騎兵隊に、ある作戦を練っていたのだ。だが、兵のひとりに見破られ、作戦はあえなく失敗する。焦った彼女は立ち去ろうとする彼に、自分を捕虜にして連れ去ってほしいと願い出た。金品だけが目当ての彼はクリスティーナの不可解な言動に呆れ果てるが、必死ですがる彼女を放っておけず…。シリーズ完結篇。
著者等紹介
ドレイク,シャノン[ドレイク,シャノン][Drake,Shannon]
ロマンス小説界をリードしてきたヘザー・グレアムの別名義。サウスフロリダ大学で演劇を専攻し、女優、モデルなどを経験したのち、1982年に作家デビュー。現在はNYタイムズ紙やUSAトゥディ紙のベストセラー・リスト常連
村上和美[ムラカミカズミ]
奈良女子大学文学部卒業。神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
34
作家さんがご自身のご先祖様を題材に描いていたシリーズ、最終話です。えっこの時代でおしまい?と言いたくなりますが、気持ちはわかります…スコットランドの歴史ってホント、かわいそう…。今回も面倒くさい女子が主人公ですが、男子も結構面倒くさいのでお互い様。しかし歴史って女性側とか恋愛や生殖部分に焦点を当てて読むと、「なんで殺しあうんだ…?」と不思議な気持ちになりませんか?戦争は本当に不毛だ…。2022/08/03
MOMO
1
これまでずっと<逃げる・抗う花嫁>がパターンだったけども、今回は押しかけ人質!もっとも抗う花嫁というのは微妙な感じで健在でしたが・・・まぁ、それにしても、クリスティーナちゃんときたら、笑っちゃうほどの無鉄砲さんでしたわ・・・ただ、その高すぎる自尊心と、少々軽率な行動にも拘らず、彼女のことをあまり嫌いになれなかったのは、その無鉄砲で無謀な行動が、常に誰かのためだったからかもしれません2011/09/07
nayui
0
★★☆☆☆2011/05/11
くろうさぎ
0
グレアム家シリーズ最終話。前作ヒーローだったエリックの従兄弟ジェイミーがヒーローです。ヒロインは、とっても無鉄砲な娘ですね。第一話のメリオラを思い出しました。舞台が前作のラングレー城になってる部分が多く、前作で出てた人たちも出てて、よかったです。2011/03/10